ゴールドマン・サックス社のロイド・ブランクフェイン最高経営責任者(CEO)は、昨年、同投資銀行が独自のビットコイン取引窓口を開設するとの報告を否定している。
昨年10月に、ウォールストリートジャーナル紙は、同社の計画について、事業の立上げについての知見を持つ情報源を上げて、同社の事業が「初期段階」にあると報告した。
専門家筋は、ゴールドマンサックス社の取り組みは、その通貨取引部門と銀行の戦略的投資グループの両方を含んでいる、と語った。
これは、「ビットコインの将来が、金のような価値の保有ではなく、同社が決済手段として考えていることを示唆している」と同紙は当時発表していた。
ブランクフェイン氏は、ダボスで開かれた世界経済フォーラム(CNBC)のCNBCとの会談で、「真実ではない」と述べたが、ゴールドマンサックス社がその方向に向かっていく可能性を残していることも示唆している。
議事録によると、ブランクフェイン氏は関係筋に以下のように語っている。
「我々が発言したことは、弊社が既に開始していたことでした、弊社は、先物取引先の顧客のためにビットコインで先物を清算しています。 弊社は既に清算を行っていました。弊社はプライムブローカーであり、クライアントがそれを望むならば、それをやるつもりです。」
関係筋は、彼の家族がビットコインに関わっている可能性をブランクフェイン氏に尋ねると、次のように答えた「私について全てのことを話すことはできません。しかしミレニアル世代(1980年代から1990年代に生まれた世代)の子供はそれに関わっているでしょう。それより年上の大人の世代は関わっていないでしょうが。」
ブランクフェイン氏の発言は、同氏がビットコインへの開かれた可能性を表明してから数ヶ月後に公表されたものだが、JPモルガンのジェイミー・ディモン氏をはじめとする著名なウォールストリートの人物たちが暗号通貨を「詐欺」と訴えている中でのコメントだった。
‘Not True’: Goldman Denies Bitcoin Trading Rumor