データストレージ、分析、情報セキュリティの多国籍企業であるDELL EMCは、ブロックチェーンを含む新しいテクノロジーへの投資を計画していると水曜日に発表しました。
コンピュータメーカーのDellの子会社であるDell EMCは、人工知能、ブロックチェーン、データ分析、クラウドコンプライアンス(セキュリティコンプライアンス)などの新技術に投資する計画を発表した、とEconomic Timesはレポートしています。
特に、同社は新しいツールを採用することによって、現在のサーバー市場でのポジションを維持したいと考えています。
ブロックチェーンを採用するようになった経緯
DELL EMC IndiaのインフラソリューショングループのディレクターであるManish Guptaは、同社のトップクライアントからのブロックチェーンにおける関心が、この技術を採用するようになったと語っています。
DELL EMCは、クライアントが従来と新しい時代の両方の仕事量・作業量を、Dellサーバー上で管理できる新技術を探しています。
DELL EMCのクライアントは、主に地方のIT企業、銀行、金融会社、投資会社から構成されています。
3割以上のインドの企業がテクノロジーに投資
同社が新しい技術を採用するにあたって、Indian Express社はDigital Transformationインデックス(社会に対するITの浸透指数)による調査で、インドの企業の37%がブロックチェーンに、31%が量子コンピュータに、42%がAR(拡張現実)もしくはVR(ヴァーチャルリアリティ)に投資する予定であることがわかりました。
DELL EMC COOのDmitri Chenは、インドがますますデジタル化に移行していることを踏まえ、さらに関心を寄せることを期待しています。
インドは、デジタル面での課題と高いレベルのテクノロジーに精通している人が多くいるため、他の国よりも早く変革に移行しています。
そのため、私たちはインドに関して考え、話し、多くの時間を費やしています。
とはいっても、DELL EMCだけがブロックチェーンを検討しているDellの子会社ではありません。
仮想化とクラウドコンピューティング企業であるVMwareは、今年初め、スケーラビリティとエネルギー効率の問題を解決するためのオープンソースの取り組みとして、「プロジェクトコンコード」を発表しています。