ビットコインの最先端技術「コイン選択アルゴリズム」が初めて実装される

Translate this article into English

2018年5月最新! ▼当サイトで申込みが多い取引所

【1位】「GMOコイン」【10ヶ月連続1位!レバレッジ取引で人気!】

【2位】「bitflyer」【日本最大級取引所・人気No.1】

【3位】「ビットバンク」【セキュリティ対応No.1】

シェアする

暗号通貨セキュリティのスタートアップ企業BitGo社が提唱する最新技術「予測的UTXO(Unspent Transaction Output:未使用取引アウトプット)管理」は難しい技術のように聞こえるが、その最終目標は誰でも理解できる。つまり、暗号通貨の手数料を減らす、というものだ。

CoinDeskの独占取材でBitGo社は、主要な暗号通貨企業としては初めて「コイン選択」アルゴリズムを採用することを明らかにした。

この拡張技術は、12月に一回の取引あたりの手数料が20ドルを超えたことで、業界が手数料を下げようと躍起になっている状況を緩和する手段として宣伝されてきたものだ。

手数料はその後1ドル未満に下がったものの、手数料が急騰したことは心理的な影響が大きかった。そのため業界は行動を起こし、手数料を削減する技術を調査していた。

長らく約束されていたように、コイン選択アルゴリズムはある取引で使用するコインを効率的に選択するので、(価格上昇やネットワークに利用量増加により)次に手数料が上昇したときにユーザーに大きな影響を与える可能性がある。

このアイディアは数年前から登場していたが、最近幅広く注目され始めた。そして今日のニュースで伝えられたように、BitGo社はこの技術を広く業界に解放しようとしている。

実際、最新ソフトウェアバージョンにアップグレード済みのBitGoのクライアントは、この新しいツールにアクセスすると手数料が30パーセント安くなっていることが分かるだろう、と同社では述べている。

私たちが行っているのは流通量の多いウォレットに対処することです。弊社のクライアント企業の中には取引所に大量に預金している人がいます。このような企業はオンチェイン取引を一掃する必要があります。

BitGo社の技術者でコイン選択アルゴリズムのブレーンの一人であるMark Erhardt氏は、CoinDeskにこのように述べている。

Erhardt氏は次のように補足している。

もし手数料が将来的に再び変動した場合でも、顧客は手数料を大幅に節約できます。

Erhardt氏は、最新ソフトウェアにアップグレードしコイン選択技術にアクセスできるようになった顧客企業の名前は明らかにできないが、顧客企業のほとんどがすでにアップグレード済みだ、と述べた。

BitGo社のクライアントには、ビットコイン取引所としてはもっとも歴史があり規模の大きいBitstampや、ブロックチェーンベースの認証プラットフォーム企業Civic社などが含まれていることからも分かるように、この技術はかなりの数のビットコイン支持企業に浸透しているようだ。

技術のマイナーチェンジ

Erhardt氏が考案した独占技術はコイン選択アルゴリズムを含んでいるが、これまでどこでも使われたことのない技術だ。

このアルゴリズムはやや複雑ではあるが、古くからあるビットコインの問題に挑むものだ。

取引ごとの手数料は、伝統的な支払いシステムのような支払い額で決まるものではなく、どれだけのデータが取引に含まれるかで決まる。この方式は奇妙に思われるかもしれないが、そうなっている理由はビットコインの取引で利用できるデータ空間はかなり限られているからだ。

データ量の増加に伴って手数料を増やすことでユーザは使用するデータ空間をできるだけ少なくしようと思うようになる。

このため、0.10ドルの小額取引に掛かる手数料が1,000ドルの取引に掛かる手数料よりも高くなることもあり得る。

ところで、ある取引のデータが他の取引よりも多くなる理由はなんだろうか? これはいわゆる「入金」の数に大きく依存する。入金とは一回の取引で入ってくるビットコインのまとまりのことだ。入金の数が増えるとデータも増え、手数料も高くなる。

Erhardt氏は数年前に提出した修士論文の中で、取引に利用するべきコインの選択アルゴリズム(これがコイン選択アルゴリズムだ)を考案した。これは、いわゆるダストと呼ばれる、極めて小額のビットコインを生成したり不必要に使ったりするのを避けようとするものだ。

このように役に立つアルゴリズムであったため、最大規模のビットコインソフトウェアクライアント、Bitcoin Coreが採用に向けて動いた。

しかしこの技術をBitGoのサービスに加える際、Erhardt氏は別のことに気付いた。

現在のように手数料が安ければ、入金数の大きな取引でも支払う額はそれほど高くならない。そのためウォレットにあるコインに目を通して、コインを「統合」できるかどうかを調べるには、今がちょうど良い。このプロセスは100ペニーを1ドルと交換するようなものだと考えることができる。

「このプロセスをぜひとも部分的にでも自動化したいのです」Erhardt氏はこのように考えている。

この考えを推し進めてErhardt氏はさらに複雑な、予測的UTXO管理製品を作ろうとしている。これは1バイトごとに10 satoshiの閾値を使って、現時点での手数料のレベルに対処する、というものだ。

手数料がこの数値よりも高い場合、このアルゴリズムは入金の数をできるだけ少なくする。しかし手数料がこの数値より低い場合、アルゴリズムは自動的に小額取引を統合する。

低額手数料でさらに節約

上で述べたように、Erhardt氏はこのアルゴリズムは大量のUTXOを扱う取引量の多いウォレットで特に役に立つだろう、と考えている。

Erhardt氏は、BitGo社はビットコインの手数料が時間と共に変動を続けるという「仮定の下で運用」しており、そのため積極的に対応できるアルゴリズムが必要だ、と述べている。

しかし、Erhardt氏は将来的に何が起こるかは分からないことを認めている。

以前、ビットコイン価格の上昇(最高値が1ビットコインあたり2万ドルを超えた)に釣られた大量の新規ユーザーが暗号通貨の世界に参入したとき、手数料が急騰した。暗号通貨業界はそれ以降明らかに落ち着いてきており、ビットコイン価格は8,000ドル前後を推移している。そして再び熱狂が訪れるかどうかは不明だ。

「いま予測するのは難しいところがあります。最近は手数料が安くなっていますから」Erhardt氏はこのように述べ、次のように補足した。

支出パターンは予測が困難なので、手数料は一晩で急騰する可能性があります。

しかし現在の安い手数料でもErhardt氏はこのアルゴリズムが大きな影響を与えることを期待している。「手数料が安いので大きな節約になります」Erhardt氏はこのようにCoinDeskに述べている。

この新しい技術にまだ乗り換えていないBitGoのクライアントが最終的に移ってくれば、尚更Erhardt氏の言う通りになるだろう。

ビットコインのチャート、特徴、将来性などの情報について掲載しているページです。ビットコインは仮想通貨・暗号通貨の主役的な存在であり一番流動性が高い仮想通貨です。店舗での決済に、海外送金など幅広い利用用途があるために投資対象としても優れています。

Bitcoin’s Cutting-Edge ‘Coin Selection’ Tech Gets First Major Integration