ロシア開発対外経済銀行(Vnesheconombank)は、国有銀行のコンソーシアム(複数の国からなる提携)が、国際取引やその他のプロダクトにブロックチェーンを活用するための研究を行うと発表しました。
プレスリリースによると、ロシア開発対外経済銀行(Vnesheconombank)、ブラジル開発銀行(Brazilian Development Bank)、エクシム銀行(Export-Import Bank of India)、国家開発銀行(China Development Bank)そして南アフリカ開発銀行(Development Bank of Southern Africa)は、ブロックチェーンを利用してデジタル経済を発展させる、という研究に合意しました。
国有(国家)銀行は、その国の経済の発展を支援するというミッションがあります。ブラジル、ロシア、インド、中国そして南アフリカは、新興経済発展国のために「BRICS」とよく言われます。
このリリースの中で、Vnesheconombankの第1副議長であるMikhail Poluboyarinovは、このように述べています。
BRICK諸国の開発銀行は、各国間の金融機関の協力改善や、各通貨のためのクレジットカード用のツールの開発など、様々な分野で協力しています。
この研究では、新しいイノベーションをどのように実装するかについて検討する予定とのことです。
この共同研究は、ロシアの輸出業者、大規模な産業プロジェクトの事業者、投資活動の利益を受ける人にとって新しい機会をもたらします。
この協定によって、BRICSの開発銀行は金融インフラ、銀行商品の最適化におけるイノベーションテクノロジーの適用を研究することができます。
銀行の研究プロジェクトの開始時期を含め、詳細な情報はプレス時には発表されませんでした。