シンガポール航空は、頻繁に搭乗する顧客のための、ブロックチェーンベースのロイヤリティプログラム(ポイントプログラム)を公式に開始しました。
シンガポール航空の顧客が、KPMG社とMicrosoft社との共同が開発したデジタルウォレットのKrisPayで、フライトのマイルを支払いの通貨に変換することができ、シンガポール内の提携小売店で支払いに使用することができます。
しかし特筆すべきは、プレスリリースによるところの、最新版のクリスフライヤー(シンガポール航空のマイレージプログラム)は、顧客のロイヤリティウォレットを守るためにブロックチェーンが使われるということです。
このプログラムを登録した人は、専用のアプリをスマートフォンにダウンロードをして使用します。使用方法は、所有しているマイルをKrisPayマイルに変換し、提携している店舗ではQRコードをかざすことで支払いに用いることができます。
シンガポール航空は、レストラン、美容院、ガソリンスタンドなど多様な18もの提携店舗を発表しており、その中にはLEGOストアアウトレットも含みます。これからも提携店舗は増える見込みで、シンガポール航空もまた、初期のユーザーに対しては割引を行う姿勢をみせています。
シンガポール航空は、2月にすでにKPMG社とMicrosoft社とともに概念実証を成功させ、ブロックチェーンのサービスを発表していました。
シンガポール航空はイギリスのスカイトラックスが発表したワールド・エアライン・アワードで世界一に選ばれており、この発表はその一週間後にされました。今年は2017年の覇者であるカタール航空に圧勝となりました。
Singapore Airlines' Blockchain-Based Loyalty Program Takes Off – CoinDesk