IBMがFDICと協力して、価格の安定した仮想通貨を支援中

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IBMがFDICと協力して、価格の安定した仮想通貨を支援中

近いうちに生み出されようとしているUSドルと連動した仮想通貨、すなわち「ステイブルコイン(安定通貨)」は、世界恐慌から生まれた発明の21世紀のテクノロジーを結び合わせたものである。

火曜日に発表されたところによると、ストロングホールドと呼ばれる新興企業はステラ・ブロックチェーン上で機能し、取引の認証にそのコンセンサスメカニズムを採用したUSD Anchorを発行しようとしている。

このトークンはネバダ州で免許を取得している信託会社プライムトラストが所有するUSドルと1対1で交換可能で、その現金はFDIC(連邦預金保険公社)が保証する銀行に預けられることになる。

当初はニューヨークを拠点とするSignature Bankが連邦支援の安定通貨を供給する予定だったが、IBMによると、最終的には提携から外れたという。

IBMはこの事業でストロングホールドと提携し、金融機関の顧客に対して様々なトークンの使用事例を展開しようとしている。

私達が本当に望んでいるのは、あらゆる種類のデジタル式のネットワークが、同じブロックチェーン・ネットワーク上でデジタル式の法定通貨を用いて、取引を行なえるようにすることです。

IBMで金融機関向けのブロックチェーン・サービスを率いているジェシー・ルンドは語る。

ストロングホールドはステラ・ブロックチェーンで「錨(anchor)」または「高速道路の入口と出口のランプ」としての役割を果たす。

同社が発行する仮想通貨はプライムトラストに預金されたUSドルに対する債権という性質を備え、最終的にはFDICに保証される。1933年に設立されて以降、銀行の支店の扉にそのシールが貼ってあれば、預金が安全であると国民を安心させてきた、あのアメリカの機関である。

デジタル式の通貨から従来の貨幣に至るまで、資産を滞りなく管理・取引するプロセスは、常に進化しなくてはなりません。

資産の裏付けのあるトークンはすべての通貨とスムーズに取引を行なうことができ、世界中の通貨の流れを改善してくれます。

ストロングホールドの共同設立者でCTOのショーン・ベネットは発表の際にこう述べた。

そのようなものとして、プロジェクトではいくつかの取り組みの一つとして、法定通貨のトークン化を表明している。仮想通貨のように速く、摩擦をなくしながらも、大きな価格変動のない取引を行なうためだ。

IBMが検討している最初の使用事例は、送金や少額の外国為替取引の形で海外間の決済をするというものである。

現在、ステイブルコインは法人顧客のみ入手可能だが、IBMは「できる限り早く実用化する」ことを目的としている。ルンドはコインデスクに語り、付け加えた。

これを用いてIBMが支援しているソリューションのいくつかは、今年の終わりまでには確実に見ることができるでしょう。

無視されてきた問題

このプロジェクトは少なくとも表面的にはテザーと似ている。USドルの保管を長年疑われてきたことで、論争の的となっているあのステイブルコインの発行企業だ。

どちらのケースでも、現実の通貨が契約企業に預けられている(USD Tetherの場合はテザー社が、USD Anchorの場合はプライムトラストだ)。その後、通貨はブロックチェーン上で迅速なやり取りが可能なトークンに変換される。

「テザーについて触れずに、このことを語るわけにはいかないでしょう」ルンドは認めた

しかしテザーと私達が行なっていることとの間には、確実にいくつかの違いがあります。

その最大のものはFDICの保証があることで、州の認可を受けた信託会社が関与しているということで、テザーが第三者機関から受けていたような緩いものではなく、確固とした保証がUSD Anchorには与えられているという信頼を、投資家にもたらすことになる。

プライムトラストCEOで信託部門責任者のスコット・パーセルは、トークンが(テザーとは明確に異なり)監査をしっかりと受けており、USバンクやパシフィック・マーカンタイル銀行といったFDICが保証する機関と連携していると述べた。

銀行が破綻した際にFDICが保証できる上限は250,000ドルのため、それを超える預金は複数の銀行に分散して預けたほうが良いだろう。「私達が現金を保有している場合、それはFDICの保証対象なのです」パーセルは言った。

プライムトラストはTrueUSDのような他のステイブルコインとも同様の取り決めをしていると、彼は語った。さらにトークン保有者が入金または出金する際には、顧客確認(KYC)とマネーロンダリング対策(AML)も実施しているという。

さらに微妙な違いの一つは、テザーのUSDTトークンはトレーダーが価格に応じて仮想通貨取引での出し入れを素早く行ない、裁定取引(価格差で利益を得る取引)のチャンスが得られることである。

一方IBMは、Anchorが金融機関によってより一般的な使用事例、例えば最初は決済から、やがては食品のトレーサビリティや、世界的な貿易あるいはサプライチェーンなどに利用されることを想定している。

私達が目指しているのはデジタル通貨をトレードの対象としてというだけでははなく、より日常的な取引に使えるようにしたいということです。

ルンドは言った。

IBMの狙い

IBMにとって、ステイブルコインは複数のデジタル通貨へと続く道の第一歩に過ぎない。

私達の想像しているのは、複数の異なる種類の資産が存在しているネットワークです。デジタルユーロ、デジタルドル、デジタルポンド、それらがすべて同じネットワーク上で実際に利用されるのです。

これによって、ビジネスの上でも現実的な利点があると彼は言う。

これは外国為替市場全体を根本から変えることになるでしょう。現在のように、FXを大きな単位で行なう必要がなくなるのです。

FXはリアルタイムでの少額取引となるでしょう。

10月に初めて明かされたステイブルコイン・プロジェクトはまた、IBMとステラとの提携が拡大したことを示している。

IBMはその当時、ステラ・プロトコルと、南太平洋の多くの島国で通貨取引の仲介通貨として利用されていた固有のトークン、ルーメンを研究していたことを明らかにした。それ以降、IBMはこれをさらに大きな製品化可能なネットワークに拡大するべく奮闘してきたのだ。

まだ特に発表することはありませんが、他の管轄区ではその全域で認可を受けている金融機関とも提携しています。

IBMが(独占的ではないものの)ステラと提携しているのは、そのチームが海外間の決済を経験しており、コンセンサス・システムを傷つけることなく、プロトコルを拡大しているからだという。

IBMはハイパーレッジャー・ファブリック(オープンソースのブロックチェーン基盤の一つ)に極めて多額の投資を行なっていたが、この12ヶ月間で、ステラにはさらなる労力を注いできた。そう言って、ルンドは結論付けた。

これからも他のブロックチェーンのプロトコルを取り入れながら、使用事例に耐えられるようなプラットフォームを作り上げていくつもりです。

IBM Is Helping Launch a Price-Stable Crypto With FDIC-Insured Funds – CoinDesk