SegWit以来、シュノアがビットコイン最大の変更を加えようとしている

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SegWit以来、シュノアがビットコイン最大の変更を加えようとしている

シュノアが近づいている…

実は先週、著名な開発者のPieter Wuilleがその技術構成の草案を明らかにした際に、ビットコインのアップグレードは実装に向けて最も重要な段階を迎えていた。

そのリリースによって、長年ビットコインの開発者達が取り組んできたアイデアが、世界で最も価値のある仮想通貨のスケーリング問題とプライバシーを改善すべく、また一歩前進するのだ。

事実上、ビットコインにとって次の大きな変更となるシュノアの導入は、昨年に採用されるまでビットコインコミュニティ内で大論争を繰り広げてきた極めて重要なバグ修正機能、Segregated Witness(分離された署名領域、通称SegWit)以降、最大のコード変更になるだろう。

技術レベルで言うと、デジタル署名技術のシュノアを取り入れることで、ビットコインユーザーは仮想通貨の保管と送金の際に使用する暗号鍵を新たに生成する手段を得ることになる。

それによってさらに、プライバシーやスケーリング問題といったビットコインで最も厄介な二つの問題を解決できるなど、多くのすばらしい恩恵も得られるかもしれない。

「これは数々の改善に向けた構成要素の一つです」Wuilleはコインデスクに語り、まだそれほど注目は集めていないものの、さらにいくつかの改善が見込めると付け加えた。

そしてこの変更が最終的には採用されることを望んではいるものの、SegWitのように、採用するかどうかは「最後はユーザー次第である」とも言い添えた。

ビットコインコアの開発者Johnson Lauとグレゴリー・マックスウェルを含む、ビットコイン最大の開発者達によって執筆された、この数学に基づく技術的な提案書には、ビットコインでコード化可能な精密な署名技術が記されている。

そしてそれは最終目標にはまだ遠く及ばないものの、欠かせない技術なのだ。

ブロックストリーム社のエンジニアで共同執筆者のジョナス・ニックはコインデスクに語った:

ビットコインのためのシュノアを標準化することは、それをビットコインで使用する上で大きなステップとなります。

今後の道

一例として、今回のBIP(Bitcoin Improvement Proposals、ビットコイン改善提案)には、すべての開発者と業者が最終的に同じ方法でシュノア署名コードを導入するための基準が記されており、将来の混乱を避けることができる。

詳細は高度に技術的なBIPに記載されているが、基本的な考えはシュノア署名を生成するには数学が必要で、現在、ビットコインの鍵を生成して取引を承認している単独のアルゴリズム、楕円曲線デジタル署名プログラム(ECDSA)の代わりになるというものである。

しかしこれから取って代わろうとしているアルゴリズムとシュノアは、共通の署名技術を一つ備えている。仮に計画が受け入れられれば、ECDSAが鍵の生成に使用しているのと同じ数学的な「曲線」、「secp256k1」を使うことになるだろう。

これは非常に扱いにくい数学的要素を多数含んでいることから、リリースによってビットコイン開発者達のメーリングリストにおいて、技術的な論争が引き起こされたことは驚くには値しない。

だがこれまでのところ大規模な論争には発展せず、特にシュノアがECDSAとは違い、セキュリティが数学的に証明できるという大きな利点があることから、開発者達は楽観的である。

シュノアは単独でも数々の問題を改善してくれるが、シュノアを前提とした変更の中でも、プライバシー関連の新技術を生み出してくれることに、開発者は期待を寄せている。

現在、ユーザーが高度に洗練された取引、いわゆる「マルチシグ・トランザクション」を行なう際には、ビットコインがパブリック型の台帳を利用していることから、取引の締結には複数の署名が必要だということに疑いの余地はない。

しかしシュノアは、これらの取引を他のすべての取引と同じように行なえるようにする技術を生み出すかもしれない。

シュノアがこれらの高度な取引のコストを下げるだろうということも、重要な改善点であるとニックは言う。回線が混雑してきたことで、取引は非常に高価なものになってきたからだ。

その上、シュノアを基にした新技術が定期的に提案されているようだ。

最近の新発見によって富がもたらされてきたことから、これらの技術は着実に積み重ねていくべきだと考えています。最初の段階として私が注目しているのは、シュノアとTaprootです。

Wuilleは言って、もう一人の著名なビットコインの開発者グレッグ・マックスウェルが、ビットコインのプライバシーを向上させるべく今年これより前に提案した「Taproot」について触れている。

中傷は少ない?

そうは言っても、シュノアの大プロジェクトは多くの要素が不確定で、まだ先行きは不透明だ。

このBIPは開発者が同意できるような基準を提案しているものの、草案に書かれていることの大部分を実践に移すための、まだ開発途中のコード実装も含まれているとニックは言う。

また、開発者が奮闘の結果、主だった問題をすべて解決した際には、まず何よりも、それをビットコインに実際に導入する手段を考え出さなければならない。

「それをビットコインにどうやって適用するかという詳細は、まだ話し合っている最中なのです」ニックは言った。

ビットコイン開発者としてのキャリアの中で、いわゆる「コンセンサス」の変更をいくつか経験してきたことを踏まえて、Wuilleはこれからすべきことの非常に長いリストを読み上げた。

他のコンセンサス変更と同じように、統合に向けて草案のすべてを具体化するにはいくつものプロセスがあります。

それを公表し、技術的なコミュニティとエコシステムからの意見を集め、コンセンサスの規則を導入してウォレットのソフトウェアを統合することを記載し、実装計画を提案し、そしてこのすべてがうまく進んだ上で、ようやく稼働に至るのです。

BIPを紹介したメールで、彼はさらに、もしBIPが広範囲のビットコインのコミュニティによって「受け入れられれば」、「さらに生産準備の整ったリファレンス実装(他者が参考にして独自に実装することを助ける目的で作られたハードウェアまたはソフトウェア)や試験に取り組む予定である」と付け加えている。

言うまでもなく、あらゆる人々が別の懸念を抱いているはずだ。

シュノアは非常に大きなアップグレードである。毎日、世界中の様々な開発グループによってコードが開発され、ビットコインに最も慣れ親しんだ顧客に対して変更がなされているが、シュノアはビットコインの最も重要な規則に影響を与えるという点でかなり珍しいタイプの変更となる。

SegWitはビットコインの「コンセンサス」変更を行なった最後のコード変更だったが、これによって引き起こされた論争はすさまじく、これに反対した人々は袂を分かち、SegWitを取り除いた独自の仮想通貨を発行した。

だが最も熱狂的なSegWitの推進者達も、今回のコード変更には歓迎の意を表している。ブロックチェーン・コンサルタントのフランシス・ポーリオットは、シュノアが進化して、同じような非難に満ちた論争が沸き上がった際にも、歓迎の意を表してほしいと冗談めかして述べている。

この可能性を考えている開発者は彼だけではない。

「今のところ、SegWitのときほどの中傷は見受けられません」と開発者のリッカルド・カッサータは語るが、その可能性がゼロだとは言っていない。

事態がどのように進むかはわかりません。いつものように、じっと我慢するのが良いでしょう。

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