イーサリアムが直面するガス危機:その対応策とは

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イーサリアムが直面するガス危機(そしてその対応策とは)

少なくともMyCryptoのCEOテイラー・モンハンが今週ツイートしたところによると、ユーザーは世界第2のブロックチェーンを利用する際、取引手数料を決めるにあたって最大限努力しなければならないという。

この発言は正しいことが示されている。ネットワークの状況が変化し、この企業のウォレットソフトウエアのユーザーが、手数料を払い過ぎているという可能性があるからだ。

イーサリアムのユーザーは月曜日に全体で5,862イーサ、すなわち270万ドルを取引に費やしたが、これはネットワークのデータによれば過去最大の額だった。

犯人は?たった一つの取引所、すなわち中国を拠点とするFCoinがその物議を醸したビジネスモデルでブロックチェーンを混雑させているようだ。

ガスとは何なのか、それがどのように機能するのか、そしてなぜそれが必要なのかを思い出すことが大切です…そして、なぜ今の状況が不必要であるのかを。

モンハンはツイートしている。

コンピュータの作業量によって、ガスの価格(実際にはユーザーがネットワークを利用する際に支払っているもの)は取引の要求次第で変動する。そしてその要求がかつてないほどエスカレートしてしまっているようなのだ。

好評を博したデジタルキャットの育成ゲームCryptoKittiesが12月にネットワークを飽和させたが、その時のガス価格の累計額は、今週の最高値の半分にも満たなかった。

「ガス価格は今のところ普通とは言えません」イーサのガス価格の基準を掲載しているイーサ・ガスステーションは警告し、ユーザーが取引のために3.2ドル支払うか、取引をブロックに記載するまで30分待たなければならないと述べている。

それから状況は改善しつつある。未だ取引手数料は高いものの、月曜日の高値と比べれば落ち着いてきた。しかし開発者達は価格変動を確実に改善すべく、解決策を探している。

問題は何がこれらの手数料を高騰させ、広い意味で、ブロックチェーンの使いやすさにどのような影響を与えるのかということです。

モンハンはコインデスクに語った。

というのも、取引コストはより重要なスケーリング問題につながるので(ネットワークがその限界に達すると、取引手数料が増加するため)、イーサリアムの構造がさらに拡張性を高める前に、いくつかのコスト改善策を打ち出すべきなのだ。

例えば、今回の事態はガス価格のアルゴリズムのように時折不具合を起こし、ユーザーではなくヒューマンエラーのせいで価格上昇を招くといった不完全な機能が原因だと、モンハンは言う。

モンハンは要約した:

手数料が高騰しているのは、取引要求を増加させ、法外な手数料を支払わせている外部からの要因、つまりここ数日間のいくつかの出来事が原因なのです。

ガス攻撃

その要因の一つは、モンハンによるとFCoinである。

中国を拠点とする取引所FCoinは、そのプラットフォームのユーザーに無料でトークンを配るという新しい収益モデルで注目を集めていた。

コインデスクの詳報によると、このモデルは人気を集め、先月は24時間の最大取引額560万ドルを記録し、CoinMarketCapの上位の取引所を合算した額を大きく上回る数値となった。

しかしながら現在イーサリアムが混雑しているのは、ユーザーが何度もその取引所にトークンを預け入れ、その額によってトークンの人気投票を行なうという競争を、FCoinが毎日行なっているせいなのだ。

その結果、トークンの開発者達は先を争って無数のアカウントにエアドロップを行ない、取引が急増してしまったが、イーサリアム・コミュニティの大半にとっては歓迎されていない。

「これまで240,000ドルがガス代として消えました」Frescoの設立者ロイ・フアンは月曜日にツイートした。

この狂った行為に加わりたいとすれば、あなたは間違った理由でブロックチェーンに関わっています。

モンハンもコインデスクに同様の発言をしており、それを「唾棄すべき投票メカニズム」と名付け、それによってネットワークを偽のIDで埋め尽くすスパム攻撃のSybliが殺到した。

ネットワークが混雑している時代に、ひときわ目立ったこの事態は、ユーザーがより高い手数料によってネットワークへの参入権を争っていることから、イーサリアム研究者のPhilippe Castonguayによって「ガス価格戦争」と名付けられた。

この影響は一つではない:取引手数料の増加、手数料不足による取引の失敗、そして他には、苛立ちと偶然から常軌を逸した高額の手数料を送信してしまうといったことだ。

さらに進んだユーザーはマイナーと結託し、手数料をタダにしてしまうと、モンハンは言った。

ネットワークの修正

だがFCoinの行動にもかかわらず、開発者達はその方法の善悪は別として、すべてのユーザーにとって譲許を改善できるような手段があると主張する。

「最近の高いガス価格に関しては、『スパム取引』であるという批判には賛成できません」ルームネットワークのGeorgios Konstantopoulosはツイートしている。

このネットワークには許可は必要ありません。スパム取引など存在しないのです。誰かが必要な手数料を支払えば、その取引はスパムではないでしょう。

それはそれとして、短期的にも長期的にも状況を改善できるような作業が続けられている。

例えば、グリフ・グリーンはAlexey Akhunovの研究に基づく提案を述べている。イーサリアムがビットコインに触発されて技術、『Child pays for parent(手数料が小さい取引を承認させる方法)』を採用しているというものである。

同じアカウントで別々に取引を行なうよりも、マイナーがアカウントによって取引を分類し、それらを同時に進めることで高い報酬を得ることができる。一度に多数の取引を行なう取引所のような「大口ユーザー」にとっては役に立つかもしれない。

「今のところ、マイナーは指をくわえてお金を見ているだけです」グリーンはコインデスクに言った。

イーサリアム創立者のヴィタリック・ブテリンも、ガス価格のアルゴリズムを簡略化するという提案を行ない、適切なガス価格を簡単に予測できるようにしようとしている。

いずれそうした簡略化したアルゴリズムが現在の誤ったガス価格市場を一掃するだろう。しかしそれが広く受け入れられるためには、すべてのユーザーがソフトウェアのアップデートをしなければならない。

「それが問題の核心なのです。しかし2018年の終わりまでにこれが達成できたとしても、驚くには値しません」グリーンはコインデスクに述べた。

一方、「ネットワークに大きな衝撃を与える」と自賛するグリーンの提案ならば、マイナーがコードを実装すればよく、ハードフォークに分かれることなく効率よく事態を改善できるだろう。

グリーンはコインデスクに言った。

この方法なら、誰もが最適な取引を行なえるようなフィードバックを積み重ねていくことができます。

より大きな視点から

だがParityの広報責任者であるAfri Schoedonがコインデスクに語ったところによると、議論の根底にあるのはユーザーの需要に応えなければならないという、より重大なイーサリアムのスケーリング問題であるという。

「理論上は、ガス価格市場は概して良いものですが、実際には顧客ができることに限界があります」Schoedonはコインデスクに述べた。

ユーザーがブロックチェーンから不要なデータを削除することで報酬を与え、短期においてスケーリング問題を解決しようとしているGasToken Factory責任者のCastonguayも、スケーリングが問題の根底にあるという。

「最近のガス価格の高騰は、イーサリアム・ブロックチェーンの処理能力が一時期その限界に達していたということを示していたに過ぎません」Castonguayは語る。

人々がこのプロトコルをずっと使い続けており、イーサリアムはスケーリングに対処しなければならないということの現れなのです。

シャーディング(取引の検証作業を分担し、並列化するという技術)といったスケーリング問題の対処法は、まだ確立していない実験的な技術で、いつ完成するのかは未定のままだ。

「これは最新の研究なのです」イーサリアムかいはつしゃのニック・ジョンソンは、ユーザーの不満に対しRedditで述べている。「まだ誰にも解決できていません。時間をください」

しかしスケーリングと最適化という二つの問題は、モンハンがコインデスクに主張したところでは、ネットワーク改善に向けて支援の輪を広げることにつながるという。

「我々一人一人が将来を築く上での役割を持っています」そしてモンハンは結論付けた:

我々はみな議論に参加し、使用しているツールについてフィードバックを行ない、将来に積極的に関わらなくてはなりません。我々が共に働いている世界こそが、最高の世界なのです。

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