月曜日にコインベース社が発表したところによると、同社が開始した新サービスで預金の受入れを開始したとのことだ。
コインベース・カストディ(Coinbase Custody)は、機関投資家のヘッジファンドや最低1000万ドルの預け入れが可能な顧客を対象としており、先週に最初の預金受入れを開始したと、コインベース社が公式Twitterで発表した。
現在では、この新サービスは同社の全顧客が利用できるものとなっている。
同社は現在、暗号通貨資産として200億ドル以上を保有しており、Custodyによりさらに100億ドルの資金調達が可能になるだろうとの見解も発表した。
CoinDeskが以前に報告したように、Coinbase Custodyの顧客は2017年11月に最初に発表されたが、口座開設の初期費用として10万ドルを支払うことになっており、さらに保有資産において月額10基本ポイントを支払う。
同サービスは5月に正式に開始されたが、同時に米国証券取引委員会(SEC)が統括するブローカー・ディーラーと協働する計画の説明も行なわれた。
先月初旬、ブローカー・ディーラー・ライセンス、選択取引システム・ライセンス、投資顧問ライセンスの取得はそうした計画の一環であると発表し、これによりCoinbase社はさらに一歩前進を遂げた。
ライセンスが承認されれば、Coinbase社は現在のサービスに加えて証券の取扱も可能となる。
現在、Coinbase Custodyは米国とヨーロッパの顧客向けのサービスとなっている。今後の明確なスケジュールは発表されていないが、Coinbase社は2018年末までにアジア地域の顧客も同サービスを利用可能にするべく努力したいと述べた。