長い間機密扱いだったビットコインの秘密鍵が公開されようとしている

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長年ビットコインで秘密とされてきたものが公開されようとしている。

Satoshi Nakamotoの正体のことではない。ビットコインの作者が数名のビットコイン開発者に預けた秘密鍵のことだ。この秘密鍵はビットコイン・プロトコルのいわゆる「アラートシステム」を作動させるものだ。

かつて、ビットコインのセキュリティに影響を与える事態が発生した時に、ビットコインのソフトウェアを実行する人に対してテキスト形式で警告を送るために使われたことがある。

ビットコインにこのようなワーニングシステムがあることを知らなかったとしたら、それはセキュリティ上の懸念があることとワーニングシステムを使用することでたびたび混乱を招いたことを理由に2016年に廃止されたからだ。

「このアラートシステムはセキュリティモデルと『効果的な支配』の誤解の元となることがたびたびありました」

ビットコイン・コアの著名なコントリビューターであるGreg Maxwell氏は2016年9月の公開済みの電子メールの中でこのように書いている。

手短に言うと、この秘密鍵がビットコインユーザーをまとめるビットコインネットワークのルールを変えるのに使われる可能性がある、と考えている人がビットコインコミュニティにいる。

だが実際にはそのようなことは起こり得ない。例えば、BitcoinJの開発者はかつてこの秘密鍵を使って手数料を操作したいと考え、一方でBloqのスタッフはビットコイン・コアの開発者にこの秘密鍵を使ってビットコインネットワークのマイニングの難易度を変更するよう強く求めたことがあった。

さらに開発者らは、ふさわしくない人がこの秘密鍵を手に入れると誤ったメッセージを流したりパニックを起こしたりする可能性があることを不安視している。

このようなことから、ビットコイン・コアのコントリビューター、Bryan Bishop氏が企てているビットコインの秘密鍵の公開を待ちわびている人もいる。

「皆さん、これから面白いショーをお見せします」Bishop氏はこのようにツイートし、続けて彼は鍵を全部公開することなくこの秘密鍵を知っていることを暗号的に証明する一連のツィートを送信した。

秘密鍵を公開することはビットコインシステムを破壊する最終段階となるものだ。ビットコイン・コアの開発者が2016年にアラートシステムを使わずに新たなコードをリリースした後、「最後のアラートメッセージ」が流された。

このメッセージは、コード規約に従い、将来的に別のメッセージで上書きされないようにされた。

それでもこの秘密鍵は公開する必要があるので、秘密鍵を知っている開発者の名誉に対する攻撃の可能性はない。

Bishop氏はCoinDeskに対し、この秘密鍵は間もなく公開する予定だが正確な日付については分からないと述べ、次のように補足した。

ついにその時が来ました。私は7月上旬のBuilding on Bitcoin会議でビットコインの秘密鍵を公表することを考えています。まだ決まったわけではありませんが。

アルトコインへの危機

だがビットコイン秘密鍵の公開は口で言うほど簡単なことではない。

この秘密鍵を公開することで、ビットコインの旧いコードを使って暗号通貨を作っている、あるいはアラート・キー機構を無効にしていない暗号通貨が危険に晒される可能性がある。

もしビットコインのコードを模倣した人がアラートシステムを無効にしたりアラート・キー(公開鍵)を変更したりしておらず、最終アラートメッセージとして知られるものを送っていなければ、一旦(ビットコインの)鍵が公開されれば、このような(別の暗号通貨の)ネットワークに誰でもアラートを送信できるようになります。

Bishop氏はCoinDeskにこのように述べている。

実際にこのようなことが起きたことがある。litecoinの作者、Charlie Lee氏は先週ツィッターで、あまり知られていない(litecoinのコードをコピーした)Feathercoinプロトコルは最新のlitecoinクライアントにアップグレードするという内容のlitecoinのアラートをどのようにして受信したか、について詳しく述べている。

そしてBishop氏は、どのアラートメッセージをネットワークに流すかを操作することは、特別極悪な例ではないが、「危険なことのように思われる」、と述べている。

そのようなこともあり、2016年のMaxwell氏のメールの中で同氏は、時間を費やして別の暗号通貨のコードベースの中を捜してきたが今でも捜し続けている、と述べている。

もしそのようなコードベースにビットコインのアラート・キー・コードが見つかれば、当該コードを削除するようプロジェクトに通知すると約束する、とのことだ。

Maxwell氏は次のように結んでいる。

どこかの時点でビットコインの秘密鍵を一般に公開し、名誉を失墜させようとする攻撃の可能性を排除し、この秘密鍵を信頼のおける何か特別な権威の源だという誤解を招く危険性を減らそうと考えています。

名誉が危険に晒される

しかしそれから2年が経過した現在、Maxwell氏も他のビットコイン・コア開発者も、ビットコインの秘密鍵を公開していない。

「何年かは公開したいと思っていました。ですが誰もアクションを起こしませんでした」Bishop氏はこのように述べている。

しかしこの脆弱性の危険があるプロジェクトには、これまでにアラート・キーのコードを削除してアップグレードする時間があった。

そのようなプロジェクトの中にはユーザーは未だに取引したりその暗号通貨を利用したりしているにもかかわらず、すでに開発者がいないところもあるかもしれない。そのようなプロジェクトはアップデートされてこなかった可能性がある。

それでもBishop氏は、ツィッターにメッセージを送ったり別の手段を通じて、このようなプロジェクトに最後のチャンスを与えている。

しかし、公開を急がせる圧力となっているのは、Bishop氏らは自分達の名誉に対する攻撃を心配していることだ。

例えば、もし秘密鍵が洩れて悪意のある人がメッセージに署名するのに使ったとすると、その秘密鍵を知っていることが分かっているビットコイン・コア開発者の1人に非難が集まる可能性がある。

秘密鍵にアクセスできる人の完全なリストは誰も知りません。あるメッセージがこの秘密鍵で署名される可能性があり、その場合はそのことを秘密にしておくことは義務です。

というのもこの秘密鍵を知っている人の中には秘密鍵を持っていることが知れ渡っている人もいるからです。

Bishop氏はこのように述べ、未知の鍵を知っている人は、悪意のあるメッセージの鍵を持っていることが知られている人々を非難することになるかもしれない、と指摘した。

Bishop氏は最近、アラート・キーを使って(公開はせずに)簡単なテキストメッセージに署名してツィッターに流し、この秘密鍵を使ってどのようにコミュニティのユーザーを騙したり混乱を招いたりできるかを示した。

さらに同氏はCoinDeskに対し、アラート・キー設定の中にはビットコインの秘密鍵を公開するときに合わせて公表する予定としている長年にわたる脆弱性が他にもある、と述べている。

そのことを念頭に置いた上でBishop氏は次のように結んでいる。

秘密鍵は公開したほうがいいでしょう。

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