クリプトキティーからサッカーへ:NFTは暗号通貨で一番ホットな流行語だ

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サッカーワールドカップは完全にアナログだが、そのことは暗号開発者に言ってはいけない。

CryptoStrikersという新しい会社は、今年のサッカーワールドカップに出場するスター選手を称えるトークンを従えて、いわゆる「暗号通貨コレクティブル(収集価値のあるもの)」市場に参入しようとしている。

重要なのは、同社が提供するこのトークンはCoinMarketCapのような一般的な市場に上場するトークンと同じではない、ということだ。

CryptoStrikers社はむしろNFT、あるいは交換不可能なトークン(non-fungible token)と呼ばれるものの最新の例だ。NFTという言葉は今のブロックチェーンの世界で一番の流行りとなるかもしれない。

その理由は、NFTという言葉はクリプトキティーズ(Cryptokitties)が急速に広まった時に初めて注目されたのだが、今でも起業家の注目を集め続けているからだ。

そのことを証明するかのように、昨年最大のICOの一つだったStatusは、CryptoStrikers社を促進する最初の新入りとして同社を支援している。

スマートコントラクトを使って所有権と信頼性を徹底的に透明にすることで、CryptoStrikers社はスポーツカードを集める楽しさをさらに高めています。

StatusのBen Morris氏はCoinDeskにこのように述べている。

そしてこれはただのデジタル世界の子猫ではないのと同じように、業界の利害関係者がNFTを喉から手が出るほど欲しがるだけのデジタルスポーツカードではない。

交換可能だという意味で1枚のビットコインは実質的に他のビットコインと同じであるのに対し、各NFTトークンは唯一無二の存在なので市場の評価は異なるものになるだろう。

各トークンは(猫を表す物だろうとサッカー選手を表す物だろうと)異なる属性を持っていて、トークンのウェブサイトのソフトウェアはその属性を使って髪の色や鼻の形、着ている服、年齢、希少性などのアバターの見た目を作り出す。

NFTには現実世界のコレクティブルに対する一般の興味を駆り立てるという具体的な性質があるので、暗号通貨の内部関係者は一般大衆を暗号通貨の経済圏に引き込むことができることを望んでいる。

Autonomous Partners社のArianna Simpson氏は4月に行われたToken DailyのQ&Aで、既にある程度は思惑通りに進んでいる、と述べた。

実際のところクリプトキティーズは広く誤解されていると思います。

Token DailyのQ&Aで彼女はこのように述べ、さらに次のように補足した。

賭博と交換不可能なブロックチェーンベースの資産は消費者向けアプリケーションとしては初めて大ヒットすると思います。ユーザーの25パーセントが過去にイーサを購入したことのないという、非常にクールなものでもあります。

NFTのオンライン市場Rarebitsの共同創設者Amitt Mahajan氏も同じ意見だ。

人々とデジタルアイテムとのつながりは変わりつつあります。

と彼は述べ、オンラインで購入するデジタル書籍やデジタル映画は、厳格なライセンスのため転売や交換ができない事実を指摘している。

その意味は、オンラインでは何かを本当に所有するということは決してできない、ということです。

NFTの正しい例と言えるクリプトキティーズが登場したとき、ユーザーもそのように認識しました。

もっと仕組みを

NFTが流行るたびに、NFTは新たな仕組みを追加することで適合してきた。

ゲームメーカーにとって「仕組み」とはゲームのルール上、プレーヤーに認められている行動のことだ。

例えば、「Go Fish」というカードゲームでは相手にカードを要求することが仕組みとなる。もっとも面白いゲームではいくつかの仕組みが混ぜ合わさって驚くような結果をもたらすものだ。

私たちはNFTゲームの最初期にいる一方で、業界ではすでにトークンを保有する簡単な仕組みをやり取りしながら取り組んでいる。例えば、クリプトキティーズではユーザーが飼っている猫に餌を与え、親の属性が混ざった新しい子猫を作ることができる。

Crypto All Starsはプレーヤーが業界著名人のアバターを「所有」する収集可能なトークンゲームだが、獲得する仕組みを備えていた。

もし誰かが最後に支払った人よりも20パーセント多い値を付けたとすると、前のオーナーが好むと好まざるとに関わらずそのトークンを獲得できる(前オーナーも利益を得るのだが)。

そしてCryptoStrikers社はこの仕組みをさらに一歩先に進めようとしている。

現在、CryptoStrikers社は4枚のカードで構成される2組のパックを提供している。標準的なパックは0.025ETHで販売されているが7月15日に販売終了の予定だ。

(500パック限定の)プレミアムパックには非常にレアなカードが含まれている可能性が高く、5月14日に0.05ETHで売りに出された。

興味深いことに、今週木曜日にはクリプトキティーズと交換で標準パックが提供されていたが、期間限定だった。

その理由は、作者は自分達のプロジェクトがオリジナルのERC-721トークンと同様の重要性を持つことを伝えようとしたものだったのかもしれない。オリジナルのデジタル猫は12月にイーサリアムをほとんど使えない状態にしたことがあった。

しかしその上、CryptoStrikers社は実際のスポーツカードと同じように、ユーザーが購入したパックにどのカードが入っているか分からなくするようにしている。

そしてCryptoStrikers社は現実世界で対応するものとして、取引プラットフォームを同社のウェブサイト上に開設し、カードの交換だけでなくカードを売ってETHに換金できるようにしている。

CoinDeskはCryptoStrikers社に対してコメントを求めたが断られた。

ユーザーによる仕組みの開発

しかし新たな仕組みを作ることは必ずしもゲーム開発者だけのものではない。

NFTは分散化されているため、そのコードベースはオープンソースで、他の起業家や愛好家が利用してその上に新たなユーザーインターフェースやゲームプレイを作れるようになっている。

例えば、起業家がクリプトキティーズのコードを利用して、デジタル猫用のアプリを2つ作っている。

一つはキティーハッツ(KittyHats)で、ユーザーはデジタル猫の飾り用にアクセサリーを購入するというものだ。もう一つはキティーレース(KittyRace)で、デジタル猫を運転席に座らせて遊べるレースカーゲームだ。

NFTの未来を想像する一つの方法は、トレーディングカードゲームの進化に目を向けることだ。

マジック・ザ・ギャザリング(Magic the Gathering)は、紙製のカードにモンスターや魔法使いが描かれている広く人気を集めたカードゲームだ。製作会社のウィザーズ・オブ・ザ・コースト社は1993年にルール解説本と共に初版をリリースしたが、愛好家らはすぐに独自のルールを考案した。

その後Blizzard社が2014年にハースストーン(Hearthstone)をリリースした。これはインターネット上でプレイする大人気のデジタルカードゲームだ。

このゲームは多くの点でマジック・ザ・ギャザリングと似ているが、コンピューター上のゲームなので、マジックにはない面白い効果や対話性を追加できる。

しかし、このゲームは一つの企業が中央管理的に作成したものなので、カードは元々のプラットフォームから離れることはできず、ユーザーはゲームメーカーが提供するゲームしか遊ぶことはできない。

いくつかのNFTプロバイダーはこのアイディアに取り組み始めている。

StatusのMorris氏によると、CryptoStrikers社はこの方向に向かっているようだとのことだ。

私たちは、オープンソースプロジェクトとしてプラットフォーム上でコミュニティに独自のゲームやアプリを作らせるというCryptoStrikers社の構想をとても気に入っています。

そして別の会社Myethereum社もこの同じ舞台にいる。

もう一つのNFT市場であるOpenSeaのDevin Finzer氏はMyethereum社について次のようにCoinDeskに述べている。

多くの人が興奮すると思うカードゲームがあります。彼らの展望は『誰もがカードゲームを作れるような方法を作りたい』ということです。

そしてユーザー体験

このような取り組みにもかかわらず、この業界はユーザー体験に関して言えばまだまだ遅れている、という点でほとんどのNFT愛好家の意見は一致している。

このようなゲームのインターフェースはバグが多くて分かりにくいものだ。

ゲームを試してみるためCryptoStriker社の標準的なパックを2つ購入しようとした際、オークションに移動するのが遅くて面倒であり、驚くほど多くのステップがあるのでガス手数料として多額のイーサが必要になることに気付いた。

そしてこのようなユーザー体験はゲームを台無しにしてしまう。

NFTを最大限に利用する隙間産業はユーザー体験をシームレスなものにするでしょう。

登場が間近に迫ったトークン提供プラットフォームTokenFoundryのHarrison Hines氏はCoinDeskにこのように述べ、次のように補足した。

ブロックチェーンの面白くない面はすべて隠しておく必要があるでしょう。

しかしこれはブロックチェーン上に構築されている進化を続ける分散型アプリケーション層についても当てはまることだ。

そして現在のところこの見通しは厳密には誰もが予想していることではない。

最初の頃のかなりの熱狂を以ってしても、このプロジェクトはもっと古くからあるアプリほどのユーザーベースを集めるのに成功しなかったし、アプリは呼び込んだユーザーを確保しておこうと必死になっている。

以前報告したように、最大の分散型アプリケーションでもそれほど大きな規模ではない。

Statusはイーサリアムユーザーにとってウィチャットのようなものだが、Morris氏によると、StatusはNFTのプラットフォームにStatusの技術を組み込んで、もっとユーザーが親しみやすいものにするため力を貸す計画があるとのことだ。

しかしHines氏はさらに先のことを考えている。彼はインスタグラムの写真がNFTとなって、誰かがライセンスすると所有者の収益となるような未来を想像している。

さらに、著名人やブランドが更新可能な写真を販売し、ファンと継続的な関係を築き、より良い商品を際限なく売ることができる機会を作れるようになるかもしれない。

もしジャスティン・ビーバーが自分のNFT写真をアプリで販売し、その写真を持っているファンが実際に彼に会って写真に「サイン」してもらうところを想像して欲しい、とHines氏は言う。

サインがNFT写真といつまでもつながりを持つように更新できるのです。

しかし作り上げなければならない技術はたくさんあり、とくに必要とされているのはスケーリング技術だ。

もしビヨンセが楽屋に入れるNFTをリリースすれば、イーサリアムは一晩で崩壊するでしょう。

Rarebits Mahajan氏はこのように述べ、どうすればこの分野にもっと興味を持ってもらえるかについて次のような楽観的な見方で締めくくった。

その点について私たちはの見方はこうです。Ebayを作ったものの、まだペッツ・ディスペンサもビーニーベイビーズもない、といったものです。

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