EOSブロックチェーンが公開された。
本記事執筆時点で、EOSブロックチェーンは分散ネットワークを維持する個人や事業体を決定するのに必要な1億5000万枚以上の投票を既に獲得している。
これは暗号通貨では第5位の規模だ。進化を続ける暗号通貨市場でおそらくこれまでになく込み入った数週間にわたるプロセスが終了したことになる。
このニュース自体は、Block.oneという企業がほぼ一年続いたICOで40億ドル以上を調達して作り上げたソフトウェアが、実質的に利用可能となったことを示すものだ。もっとも正確な見積もりによると、EOSブロックチェーンが公開されたのは17:46 UTCだった。
EOSブロックチェーンはブロックプロデューサーの候補者が大体1週間かけて審議と検査を行った後で公開された。この候補者のグループは、取引を検証したことに対する報酬を受け取れる21のバリデーターノードの座を巡って争っていた。
この検査フェーズではいくつかの脆弱性があることが明らかになり、その修正と立ち上げが遅れることを巡って2つのグループが争ったが、6月9日にブロックプロデューサーの候補者はEOSブロックチェーンを立ち上げることに全員一致で賛成した。
EOSプロジェクトのプロセスにあるとおり、EOSブロックチェーンの立ち上げを開始するのに必要な人数は候補者数の3分の2よりも1人多い数だが、計画ではさらなる検証が完了した。
そして指名されたブロックプロデューサーがEOSブロックチェーンを立ち上げ、その後EOS保有者の15パーセントが投票するまでEOSブロックチェーンを正式に公開しないことになっていた。
その後EOSトークン保有者の15パーセントが投票して21人のブロックプロデューサーが選ばれると、EOSブロックチェーンは活動を始めた。投票プロセスでのセキュリティの懸念などの多くの理由により、多くの人が予測していたよりも活動開始まで時間が掛かった。
公開後、EOSトークンは10.45ドルで取引されていた。