スロベニアを拠点とするショッピングセンターが仮想通貨での支払いのテスト運用を拡大しています。
スロベニアの首都リュブリャナにある、BTCシティリュブリャナというショッピングセンターは、店舗数は500を超える広大な敷地のショッピングセンターで、150名に対し、様々な24の業種に仮想通貨の使用を許可しています。
衣料品や電子機器のみならず、レストランでも仮想通貨での支払いのサービスが可能であるとスロバニアのテレビ局「24Ur」が月曜日に報じました。
一見、ショッピングセンターの名前はビットコインに関係がありそうですが関係性は皆無であり、ヨーロッパ最大のショッピングセンターと呼ばれています。1950年代に開店しBlagovno Transportni Center(あるいはBTC)リュブリャナと改名がされました。
今年の初め、ショッピングセンターは仮想通貨のスタートアップ企業であるEligma社とプロジェクトを共同開発し、モバイルアプリで取引を容易にする「Elipay」という決済システムを投入しました。
500以上の店舗がショッピングセンター内にあり、世界初の仮想通貨を受け入れる小売店のハブとなることを目標としています。
スロベニアに「ビットコインシティ」を定着させることを地域住民はゴールとしており、今月初頭にMiro Cerar首相とTadej Slapnik国務長官がショッピングセンターを視察に訪れた際、国務長官は仮想通貨で1杯のコーヒーを購入しその意気を後押ししました。
Cerar首相もまた、昨年開かれたカンファレンスでブロックチェーンについて好意的な口調で話をしていました。最近の報告では、首相は公益事業の範囲内でブロックチェーンの使用を検討しており、首相の陣営にはその目標が語られたと言います。
我々はすでに省庁で使用可能なブロックチェーンテクノロジーの初期段階パイロットテストの基礎を作っています。
首相は技術専門として設置されたシンクタンクにそう伝えました。