イタリア銀行上層部:中央銀行によるデジタル通貨発行は時期尚早

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イタリア銀行上層部:中央銀行によるデジタル通貨発行は時期尚早

今週木曜日、イタリア銀行副総裁は、少なくとも短期的に見て中央銀行がデジタル通貨発行に関わるにはまだ時期尚早であると語った。

ルイージ・ボッコーニ商業大学で開催されたSUERF(ヨーロッパにおける通貨及び金融フォーラム)とBAFFI CAREFIN CENTRE(金融や国際市場の応用研究を行なっている企業)のカンファレンスで、ファビオ・パネッタは基調演説を行なった。

発言の中で、彼はビットコインを始めとする仮想通貨やブロックチェーンを支える概念を含めて、中央銀行がデジタル通貨を発行する可能性について議論を始めたのが、つい最近のことだと述べた。

そしてまた、演説は仮想通貨とは距離を置くという話題から始まった。

国際決済銀行が発表した彼の発言の原稿には、このように記載されている。

実際のところ、銀行券のように、中央銀行発行のデジタル通貨(CBDC)は中央銀行による責任と、資産の裏付けが伴うことになるでしょう。中央銀行による信頼性、そして最終的には、法律的にも支えられることになるはずです。

一方、仮想通貨には誰も責任を負いません。その裏付けとなる資産もなく、それが信頼できると保証してくれる政府組織もないのです。CBDCは仮想通貨に影響を及ぼす過度の価格変動とは無縁のものなのです。

もちろんこのロジックによれば、CBDCは通貨政策に対する政府介入によって、同じような価格変動を引き起こす可能性を秘めている。個人がビットコインのような仮想通貨を追い求める原因として、以前から指摘されていることだ。

既知の事実と未知の要素

しかし、パネッタはCBDCの他の利点を強調している。例えば、彼は物理的に配分されている通貨に比べて、デジタル通貨の取り扱いコストが低いことに焦点を当てている。

具体的な物は何も存在しないので、CBDCは保管コストがほとんどかからず、家庭や企業が流動性資産を保有するには便利な手段となるでしょう。

マットレスが場所を取らなくなるようなものです。

さらにCBDCは「信用リスクと流動性のリスクが存在しない」資産となるかもしれない。

彼の考えでは、そのような効果は、銀行にとって必ずしも混乱をもたらすものではない。しかしながら、仮想通貨に関する他の多くの主要な問題は、混乱をもたらしうるのだ。

例えば、パネッタは仮想通貨が追跡可能、あるいは「可能な限り匿名性を保証している」かどうかを尋ねている。

これによって彼は、将来の銀行がすべての顧客の取引を追跡し、その情報に基づいて個人の信用度を決定することができるという倫理的問題を取り上げているのだ。

もし中央銀行が信用リスクと流動性リスクとは無縁で、導入する価値もあり、誰でも無料で利用できるCBDCのような資産を作れば、経済における銀行の役割は根本的に変わることになるでしょう。

では中央銀行はこの新しい役割を果たし、それに付随する複雑な問題に対処できるでしょうか? 短期的な観点からすれば、答えはノーです。

長期的な観点からは、その答えは不明だったものの、パネッタはその答えを解き明かすための研究は進める価値があり、「いずれ仮想通貨が当たり前の世界になるかどうかとは無関係に、研究は着実に進めている」と述べた。

Bank of Italy Official: Central Banks Not Ready to Issue Digital Currencies – CoinDesk