人民のための秘密のASIC:Obeliskが巨大マイニング企業と戦う計画が明らかに

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長いものには巻かれろ。

この古くから言われている諺は、Siaコインの共同創設者David Vorick氏にぴったりかもしれない。彼が新しく始めたプロジェクトの目的は、マイニング分野に競争をもたらすことで巨大なマイニング用チップメーカーと戦うことだ。

そのためVorick氏は昨年、チップ製造ビジネスObeliskを新たに立ち上げた。この取り組みについてはその後5月のブログ投稿で明らかにしている。

しかし、本日CoinDeskに独占的に明らかにしたところによると、Vorick氏は新たな暗号通貨向けにプルーフ・オブ・ワーク・アルゴリズムの開発を始めようとしている。

Launchpadと呼ばれるこのプロジェクトは、新たな暗号通貨を開発するチームがObeliskを借りて独自のプルーフ・オブ・ワーク・アルゴリズムやそのアルゴリズムが動作するASICハードウェアを設計するようになることを期待しているが、すべては秘密のベールに包まれている。

コインの立ち上げ直前にObeliskはASICを暗号通貨の開発チームに引き渡すことになっている。このチームはハードウェアをコミュニティに分配し、どのグループも単独でマイニングパワーを持ちすぎないようにし、またマイニングパワーのほとんどを小規模の組織が持つようにしている。

中国のBitmain社が主に製造するブロックチェーンマイニング用ASICハードウェアのリリースに対して多くの暗号通貨コミュニティが怒っている中で、Launchpadは登場した。

かなりの数のグループがASICメーカーに戦いを挑み、ASICが役に立たないように暗号通貨アルゴリズムを変更することを示唆する一方で、Vorick氏のようにそのような試みはすべて失敗する運命にあると考える者もいる。

「結局はASICがマイニングするようになります」Vorick氏はインタビューでこのように答えた。

確かに彼の意見を支持する根拠はたくさんある。この数ヶ月間でイーサリアムとZcashのマイニングアルゴリズム用ASICが開発されたが、両者とも当初はASIC耐性があると考えられていたのだ。

その論点は、ASIC(ブロックチェーンソフトウェアを実行する他のハードウェアよりも高価だ)はマイニングの参入障壁を作り、少数の者が管理するようになる、というものだ。

しかし、このような議論は通常Bitmain社への悪口も含んでいる。同社は暗号通貨コミュニティにとって一種のブギーマンのようなものとなっている。

ObeliskのLaunchpadを使うことを計画している、コードネームLyra Protocolsプロジェクトの終身開発者で起業家、そしてリーダーでもあるTaariq Lewis氏はこのことに関連して、CoinDeskに次のように述べている。

私たちは分散化に着目する筋道を見失っているようです。Obeliskが市場に初登場する時が私たちのコミュニティが市場に初登場するときで、そのことが私たちにとって大切なことなのです。

Obeliskを信頼する

Lewis氏によると、Launchpadは多くの暗号通貨コミュニティに「良い影響」を与えるだろう、とのことだ。

その理由は、暗号通貨が立ち上がるまでにマイニングパワーの50パーセント以上が、ハッシュパワーのかなりの割合を占めるマイニングハードウェアで一杯の倉庫で管理されるのではなく、100台ほどの小規模マイニング設備が管理するだろう。

このような新たなネットワークでマイニングパワーの20パーセント以上を占めるところは、Obeliskも含め、存在しない。もっともASICの分配は最終的にはチームに任せられているが。

そうは言っても、暗号通貨チームはObeliskか、もしくはObeliskで働くVorick氏自身と同社の主要チップ開発者の2人のどちらを信頼するか、という一種のトレードオフがある。

それはさておき、展開される完全なプルーフ・オブ・ワーク・アルゴリズムあるいはASICの設計を知る人は、暗号通貨自体のチームにもいないだろう。

これは暗号通貨コミュニティが信頼を嫌うことと矛盾しているように見えるかもしれないが、Lewis氏は自分のプロジェクトはObeliskのサービスを非常に楽しみにしており、ユーザーは典型的なマイニング設備の価格にプレミアム料金を払うのを厭わないだろう、と期待している。

人々は私たちに、(1)一番になるチャンスを得ることに対して、そして(2)透明性と信頼に対して、プレミアム価格を払う用意があることを示唆しているのです。

Lewis氏はこのように述べている。

Vorick氏によると、この信頼が続くのはコインとそのアルゴリズムの立ち上げまでだ。その後Obeliskは「完全な透明性を提供するのを拒絶する」、とVorick氏は述べている。

上記の(1)について、Obeliskはネットワークが稼働し始めればアルゴリズムとASICハードウェア設計をオープンソースとする予定だ。こうすることで、コミュニティメンバーが市場に一番乗りし、Bitmainなどの巨大メーカーに打ち勝つことができる。

巨大チップメーカーに挑むObeliskのスパイ小説的なアプローチが成功するかどうかは今後の課題だ(規模の経済に勝つのは難しい)。

しかし今のところLewis氏は楽観的で、次のように冗談を述べている。

「ビットコインを再興させようとしているのです」

Secret ASICs for the People: Obelisk Reveals Plan to Fight Big Miners