仮想通貨市場が反発、イーサリアム価格が5%の上昇:トークン急騰中
イーサリアムのブロックチェーン・ネットワークの根幹を成す仮想通貨イーサを含め、主要な仮想通貨であるビットコインキャッシュ、そしてリップルは、仮想通貨市場が過去24時間で評価額を130億ドル増加させたことから、4%から12%という比較的大きな値上がりを記録した。
イーサ、ビットコインキャッシュ、リップル
主要な仮想通貨もマイナーなトークンも、ビットコインの価格変動に従う傾向があり、この最大の仮想通貨の出来高によって、市場の仮想通貨の大半は値上がりも値下がりも記録することになる。
6月3日、仮想通貨市場は逆向きのトレンドを経験した。ビットコイン価格が7,700ドル地点まで急落したのに対し、イーサ、ビットコインキャッシュ、そしてリップルは一晩で大きく値を上げたのだ。
オントロジーとジリカを含むトークンも12%の上昇を記録し、ビットコインのパフォーマンスを上回った。
リップル、ビットコインキャッシュ、オントロジー、そしてジリカといった仮想通貨価格の急回復は、投資家が回復期の価格の不安定さを踏まえてでも、リスクを取りたがることを示している。
イーサは調整局面から最初の回復を見せた4月7日以来、アメリカドルに対して特に良いパフォーマンスを残している。5月28日以降、イーサ価格は500ドルから623ドルと24%以上も上昇した。
しかしながら、トレーダーは取引量の少なさから、市場における短期のパフォーマンスとイーサやビットコインなどの主要なデジタル通貨にそれほど自信を抱いてはいない。
現在、イーサの1日取引量はビットコイン、テザー、そしてイオスに次ぐ第4位で、19億ドル程度だ。
アメリカドルの価格と連動したテザーの巨大な取引量は、トレーダーの大半は他の仮想通貨価格と連携させて手持ちの仮想通貨を取り扱っており、短期の急落に備えていることを窺わせている。
中期的には楽観視できる
投資家はビットコインと仮想通貨市場の中期的なトレンドについては概ね楽観的だ。
しかしブロックタワーのアリ・ポールCIO(最高投資責任者)によると、数百億ドルの資金を抱えた機関投資家が仮想通貨市場に参入するには、少なくとも3か月から6か月かかることが予想されており、それまでは市場が8,000億ドル規模にまで急回復できるかどうかは不透明であるという。
「カストディサービス(仮想通貨の保管サービス)はバイナリーオプションではありません。
コインベースのカストディサービスが始まるからといって、突然すべての年金生活者が10万ドルをビットコインに投じるということはないのです。
カストディサービスが信頼を得るには時間がかかるでしょう。しかし、私は今年9月までに、信頼の置ける第三者がカストディサービスを行なうだろうと考えています」
ポールは言った。
Ethereum Price Jumps 5% as Cryptocurrency Market Rebounds; Tokens Up Significantly