ゲーム開発会社であるFig社は今週、英国に本拠を置くブロックチェーン開発会社「Ownage」を買収すると発表しました。
Figはゲームのためのプラットフォームであり、コミュニティでの資金調達と販売を行うことができます。プラットフォーム内のゲームで遊べば報酬を得ることもできますし、投資をすれば、ゲームの売り上げに応じて収益を得ることもできます。
同社は、またスタートアップの投資、マーケティング、およびコミュニティ構築をサポートすることで、ゲーム開発者を支援しています。
このプラットホームは、Pillars of Eternity 2:Deadfire、Phoenix Point、Wasteland 3などのいくつかの有名なゲームをすでに発表しています。
また、ブロックチェーン技術を使ってShardと呼ばれる新しい分散型プラットフォームを開発することを目指しており、Neopetsの作成者アダム・パウエル(Adam Powell)氏から資金援助を受けています。
ゲームにブロックチェーン技術を使う利点
CEOのジャスティン・ベイリー(Justin Bailey)氏は、この買収により、MOOのゲームにとって大きな魅力であるコミュニティを構築するという目標を達成することができると考えています。
彼は、「Shardによって、我々がFigと行おうとしていたことができるようになるでしょう。つまり、作成されたゲームに対する情熱がある人たちをつなぐ役目を果たし、販売プロセスの中心にもいることです。」と述べました。
「Shardでは、ゲームの資金調達、契約、クロスプロモーション活動に対し、独自のコミュニティベース方法を提示する予定です。
アレックス、ジャック、そしてOwnage社の能力により、Figがゲーム業界向けにこのプラットフォームを開発することを楽しみにしています。」
Figは、ゲーム開発者やマーケティング会社と協力してプラットフォームを拡張する予定です。 Shardは、開発者とゲームユーザーのコミュニティによって運用されるため、開発者はプラットフォームを使用するためのFigキャンペーンを実行する必要はありません。
Shardの開発チーフであるアレックス・アムセル(Alex Amsel)氏は、このように述べました。
「Figは、オープンな分散プラットフォームであるShardの開発を援助しますが、一方でShardは販売者、開発者そしてユーザーによって使われ、アップデートもされます。
Figは、開発初期からShardコミュニティの成長をサポートし、新しいイノベーションとチャンスを模索するためにゲーム開発者と協力することに重点を置いています。」
進行中のゲームプロジェクト
CCNが報告しているように 、ブロックチェーン技術は徐々にゲーム業界に進出しています。 CryptoKittiesのような分散型アプリケーション(DApps)が普及している一方、従来型のゲームでは、ブロックチェーン技術をネットワークに統合する方法が模索されています。
5月4日にCCNが報告したように、EthereumのERC-721プロトコルを用いて、キャラクタースキンや武器などのゲームアイテムをトークン化するプロジェクトが立ち上がろうとしています。ゲーム開発者は、資金調達することに加えて、コミュニティを構築するための方法としてブロックチェーンを活用し始めています。
Indie Gaming Publisher Fig Acquires UK Blockchain Developer Ownage