ビットコイン非営利団体BitGive:新プロジェクトと共同研究の発表
BitGive(世界初のビットコインを活用した非営利団体)はエジンバラ大学の協力で、仮想通貨で行う国内外のチャリティ活動の実施と研究を行う。両機関の目的は、慈善団体がより強力で組織的に仮想通貨で寄付を募れるシステムを構築することにある。
BitGiveは自身の新プラットフォーム、Give Track(ブロックチェーン技術を用いて世界中の慈善団体への仮想通貨募金を明確に記録する)を発表した2017年10月に、すでに発表だけは済ませていた。
寄付した人は資産の動きをリアルタイムで追跡できるようになっており、寄付した資金がどのように活用されているのかを閲覧することもできる。その上、チャリティプロジェクトの結果を受け取ることもできるため、事業団体と寄付者との間に直接的な関わりを生み出すことになるだろう。
BitGiveの創始者Connie Gallippi氏は以下のように説明している
我々のGive Trackプラットフォームが有効に活用されていて報われた思いです。このプロジェクトを通して、私たちは数え切れないほどの機会とチャンスと困難に直面してきました、
同時にそれらはプラットフォームの開発を、ひいては仮想通貨チャリティ事業を形作ってきたのです。
ここから得た知識とエジンバラ大学の優秀な頭脳と協力することで、仮想通貨チャリティ事業の効率化を目指す上での障害をどのように克服するか、またチャリティ事業分野そのものを盛り上げて改革するためにどのような方法で仮想通貨を活用することが最適か、BitGiveは研究を続けています。
BitGiveとエジンバラ大学は、第三世界での仮想通貨の換金や使用という課題に直面している。
解決の手段として、BitGiveはインドネシア、ケニア、インドでのGive Trackの運用データを集めている。
地方水準での仮想通貨の受け入れや柔軟性について研究し理解を深めることで上記のような課題に対応しようとしているのだ。
両機関は、収集したデータが事業計画や規制、そして地方政府や文化へ影響する仮想通貨に新たな風を吹き込むことを期待している。
エジンバラ大学共同研究者Claudia Pagliari博士はこのように述べる。
Give Trackプラットフォームを使用した企画中・進行中のプロジェクトの経験を通して、Connie氏と彼女のチームは、少なからず困難を抱える発展途上国での人道支援に仮想通貨がどのような友好的サポートを与えられるかという命題に対して、重要な考えを得ることができたのです。
BitGiveとの共同調査を通して、また重要なステークホルダーとのミーティングを通して、これからのアプローチの成功に影響するだろう技術的なまたその周辺要素についてもできる限り学ぶ意思があります。
そうすることでこの知識が世界中のプログラムの役に立つことができるのですから。
OpenMindAfrica
今週、BitGiveは最新チャリティプロジェクトでOpenMindAfricaとパートナーシップを結んだことを発表した。
プロジェクトはガーナでのサマーキャンプや教育者サミットをサポートするための寄付金集めを目的としたもので、ガーナの生徒たちに「一生に影響する社会性、思考力、友情の形成とそれに伴った大切な思い出作りを目的とした機会」を提供する。
現在2年目に突入し、キャンプにはガーナはもちろんオーストラリアやアメリカから教育関係者たちが招待されている。
OpenMindAfricaは、学校とキャリアそして人生で成功するための必須技能を育む質の高い教育を推進することがアフリカの将来に貢献するという理念のもとに設立された。
BitGiveが寄付や支援を成功させた過去のプロジェクトとしては、インド母子新生児保護プログラム、Chandolo小学校ウォータープロジェクト、Shisango女学校などがある。
Bitcoin Nonprofit BitGive Announces New Project and Research