ドイツの証券取引所、ビットコイン商品の取り扱い開始を望む
フランクフルト証券取引所のオーナーであるドイツ取引所が、仮想通貨商品の提供を検討中だと伝えられている。
水曜日にロンドンで開催された企業イベントで、顧客、製品及び中核市場の担当責任者ジェフリー・テスラーは、「それにじっくりと取り組んでいる」と語った。
しかしながら、証券取引所が仮想通貨市場に参入することは、すぐには起こらないかもしれないと、テスラ―はブルームバーグで述べている:
「ビットコインのようなものを扱う前に、決して簡単ではない取引の基本を確実に理解したい」
昨年12月、CMEグループとCboeグローバルマーケッツがビットコインの先物取引を開始したが、同じイベントでテスラ―はさらに、ドイツ取引所は「同じ舞台に立ってはいない」と語った。
会社はまず、ビットコイン市場の不安定さを理解しようとしており、何らかの商品を提供をする前に顧客と規制当局が「協調」していることを確認中だと付け加えた。
ビットコイン商品を提供する時期は今のところ未定だが、取引所はすでにブロックチェーンの分野では活発な活動を見せている。
昨年6月、ドイツ取引所は、ポストトレード業務の大半をブロックチェーンに移行する計画だとコインデスクに詳細を明らかにした。
その当時はオープンソースのハイパーレッジャー・ファブリックに基づくプロトコルを利用してシステムを構築し、証券の移管や商業銀行の資金の移動するシステムを構築しながら、異なる管轄区域におけるコンプライアンスを規制当局と確認していた。
そしてこの3月、グループはR3コンソーシアムのブロックチェーン・プラットフォーム「コーダ」を使用して、より効率の良いな担保貸付のプラットフォームを開発すると発表した。