米国の上位の市場規制当局は、ビットコイン先物やその他の暗号化デリバティブ商品の登録に関心を寄せる取引所やその他の取引プラットフォームに新しい指針を出した。
商品先物取引委員会(CFTC)は、この新しいガイダンスを月曜日に発表し、これらの新生暗号派生デリバティブ商品を開発して発売する際に守るべき一連のベストプラクティスを暗号通貨取引所に公布した。
具体的には、CFTCは取引先に、価格データを提供する潜在的スポット市場の健全性を監視し、CFTCスタッフと密接に連携し、立ち上げ前に業界関係者からのコメントを求め、大規模なトレーダーの報告に従事する必要があるとアドバイスした。
「CFTCの職員は、できるだけ明快な形で規制の示すことを確約している」と、欧州委員会委員長の市場監督担当ディレクター、アミール・ザイディ(Amir Zaidi)氏は語った。
「CFTCのスタッフは、仮想通貨市場の発展に伴い、市場参加者がCFTCの規制を順守しながらイノベーションに対応するための追加的なガイダンスを提供することを目指す」
CFTCのスタッフは、バーチャル通貨商品による新たなリスクに対処するリスク管理プログラムを設計するための市場参加者を援助するため、この情報を一部提供している」と委員会の清算リスク担当ディレクター、ブライアン・バスシー(Brian Bussey)氏は付け加えた。
「さらに、ガイダンスは、市場参加者がこれらの製品の発売に関して適切なガバナンスプロセスに従うことを確実にするように設計されている」
この新しいガイダンスは、CFTCが12月の発売前に最初のビットコイン先物商品を十分に精査していなかったという業界の批判に対する反応であると思われる。
今日まで、これらの市場は秩序あるやり方で整然と運用されてきたが、批評家にしてみれば、量が増えイーサ(ETH)やリップル(XRP)などのより小さな暗号通貨商品を取引所が取り扱うようになれば、こうした状況に変化が生じることへの恐怖がある。
CCNが報告したように、ビットコイン先物取引を提供する最大の米国取引所であるシカゴマーカンタイル取引所(CME)は最近、イーサのベンチマーク価格を作成するためにいくつかの暗号通貨取引所と提携し、すぐにイーサリアム先物商品を提供する米国の最初の市場になるとの見通しにつながった。