IBMとベリジウムが炭素クレジットをブロックチェーンを基盤としたトークンに変換

Translate this article into English

2018年5月最新! ▼当サイトで申込みが多い取引所

【1位】「GMOコイン」【10ヶ月連続1位!レバレッジ取引で人気!】

【2位】「bitflyer」【日本最大級取引所・人気No.1】

【3位】「ビットバンク」【セキュリティ対応No.1】

シェアする

IBMとベリジウムが炭素クレジットをブロックチェーンを基盤としたトークンに変換

IBMは環境分野のフィンテック新興企業ベリジウム・ラボと提携し、炭素クレジット―温室効果ガスの排出を削減したいと考えている事業者に、経済的なインセンティブを与える取引可能な商品―を、ブロックチェーンを基盤としたトークンに変換しようとしている。

両社は共同プレスリリースで、「IBMのブロックチェーン技術を活用して炭素クレジット市場を変え、企業が環境フットプリント(製品やサービスの環境負荷を数値化したもの)をより簡単に相殺できるようにします」と発表した。

「公に認められたブロックチェーン・ネットワークを利用することで、ベリジウムがビジネスと、そして世界にも有用な、新しい持続可能な市場を作り出すことを支援できます」と、IBMインダストリー・プラットフォーム&ブロックチェーンの上級副社長ブリジット・ヴァン・クラリンゲンは語る。

「これは、ブロックチェーン技術によって産業がどのように変革していくのかを示す素晴らしい一例です。今回は排出量の計算と相殺をこれまでより遥かに効率良く、そしてわかりやすく行なう手段を確立することで、個人や企業が環境を改善するのに重要な役割を果たせるようになるでしょう」

炭素クレジットとは、「政府や企業が一定量の二酸化炭素を環境から取り除くために、金銭を支払ったことを示す証明書」である。その見返りとして、環境の規制当局は炭素クレジットの保有者に一定量の化石燃料を使用することを許可している。

炭素クレジット市場は存在し、多くの熱心な売り手と買い手がいるものの、二酸化炭素排出量の測定は複雑でコストがかかり、炭素クレジット購入を難しいものにしている。

共同プレスリリースによれば、「ブロックチェーンを基盤としたデジタル資産やトークン」によって、売買の方法は一新されるという。

IBMインスティチュート・フォー・ビジネスバリュー(IBV)が先日発表した「トークン活用経済への移行:現実世界の資産のデジタル化が可能に」によると、金、不動産、芸術作品、あるいは炭素クレジットのような移動が困難な資産は、売り手と買い手の双方に、大量の書類作成と長時間の手続きが必要となる。

「有形資産を分散型デジタル台帳やブロックチェーン上のデジタルトークンとして表すことで、現実世界の資産の価値を最大限に引き出し、いつでも交換することが可能になります」とのことだ。

IBMのブロックチェーン技術と専門知識を利用して、ベリジウムは炭素クレジットをステラネットワークで換金・取引できる、代替可能な新しいデジタル資産に変換する予定である。

この手法は 、炭素クレジットの計算と相殺の全過程に及ぶだろう。トークン化される炭素クレジットには、長期的な持続可能性を追求するプロジェクトREDDで使用される、インフィニット・アース社のREDD+クレジットも含まれている。

ベリジウムとインフィニット・アースは、持続可能な技術を開発しているエンビジョン・コーポレーションとも協力している。

IBMでトークンを研究しているブロックチェーン部門責任者ジャレッド・グレーは、REDD+クレジットの購入と計算が今のところかなり複雑であると、テッククランチの記事で説明している。

「それが非常に痛い所なのです。今日のREDD+クレジットはとても資産と呼べるものではなく、中央取引所も存在しません」

それゆえに、IBMとベリジウムの新規事業はステラの支援も受けながら、炭素クレジット取引を大幅に簡略化し、より魅力的に、そして環境保護と持続可能な開発に貢献できるものにしようとしている。

「この数年間、我々はバリューチェーン(企業が付加価値を付けていく一連の活動)のあらゆる段階において、環境への影響を軽減しようとしてきましたが、これまでの解決策は非常に複雑でコストがかかりました」ベリジウムのトッド・レモンズ会長は語る。

「IBMとの提携は、計算と相殺過程を大幅に簡略化し、最終的にはコストを削減するための第一歩です。我々のデジタル化された環境資産は、企業や機関投資家が炭素クレジットを購入して利用することで、今日の環境への影響を緩和し、潜在的な二酸化炭素への依存リスクを将来に分散することを目指しています」

IBM and Veridium to Transform Carbon Credits into Blockchain-Based Tokens