論説:Bitcoin Cashのハードフォークはブロックサイズ制限に関するボトルネックに対処し、スマートコントラクトのスクリプティングを可能にする

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またハードフォークが実施された。Bitcoin Cashはブロックサイズ制限が32MBの新たなブロックチェーンを作成し、このブロックチェーンにスマートコントラクトの機能を追加した。

Bitcoin Cashコミュニティがこの一年で実施したハードフォークは今回で3度目だが、Bitcoin Cashのブロックチェーンの取引能力を増強するために必要なことはどのようなことでも変更するという固い決意を示すものだ。

Bitcoin Cashは日々の決済で利用できるような、安価な手数料で高速な交換媒体となることを目指している。

「ハード」フォークとは、旧ブロックチェーンから新しいブロックチェーンを生成するソフトウェアの変更のことだ。一方で新たなブロックチェーンを作らずにソフトウェアの更新で済ませられる場合は「ソフト」フォークと呼ばれる。

そのためハードフォークはブロックチェーンアーキテクチャーの最も基本的なレベル、つまり合意プロトコル層での変更が必要な場合に実行される。

Bitcoin Cashは昨年夏にビットコインのブロックチェーンからハードフォークによって誕生した。ビットコインネットワークを拡張する方法についてビットコイン経済圏の関係者の間で多くの議論が行われた後、ABC Bitcoinという名の下に組織された開発者グループが8MBのブロック制限のある新たなブロックチェーンを生成するハードフォークのコードを書き上げた。

8月1日に、この新たなコードはBitcoinのブロック履歴全体を新たなブロックチェーンネットワークにコピーし、別のマイニングパラメーターの下で別の通貨として独自の取引のマイニングを行えるよう実装された。

Bitcoin CashはP2Pのキャッシュシステムとなると期待される。このシステムは従来の金融システムが手を伸ばすことができなかった、銀行口座を持たない人の間で使われるようになるはずだ。

昨年夏のハードフォークではブロックチェーンが新規に作られただけでなく、この新たな取引台帳の上で取引される価値を表す新たなコインが市場に導入された。しかしどのハードフォークでも新しくコインが作られるわけではない。

例えばBitcoin Cashは昨年11月に再びハードフォークを実施したが、これはハッシュレートの変動が大きいというマイニングの難しさを調整する目的でアルゴリズムを修正するためのものだった。

システムを修正するため、Bitcoin Cashブロックチェーン上で稼働する様々なクライアントを実行する各開発チームはハードフォークの実装に同意した。このハードフォークでは各チームは古い台帳全てをソフトウェア更新によって新たなブロックチェーンにコピーし、旧いブロックチェーンを破棄した。

技術的には11月のフォークも「ハード」フォークではあるが、新たなブロックチェーン、新たなネットワーク、新たなコインを作った過去のフォークとは明らかに全く異なるものだった。

しかし、Bitcoin Cashを含むブロックチェーン開発者らはハードフォークを警戒していると考えるべきではない。ハードフォークは金融上深刻な結果をもたらす可能性のある、細心の注意を要するプロセスだ。

ビットコインコミュニティの関係者の多くはハードフォークを全くの懸念でしかないと考えているが、Bitcoin Cashをどのように運営するかということに関わる重要なことなので、Bitcoin Cashコミュニティではハードフォークを心配していない。

今回のハードフォークは11月のハードフォークと似ているが、違いもある。今回のハードフォークは新たなコインを作るものでも既知の問題を修正するものでもないが、2つの点でまったく革新的なものだ。

大きな変更点の一つは、将来的にブロックあたりの取引スループットが増えることに対応するためブロックサイズ制限を8MBから4倍の32MBに増やしたことだ。Bitcoin Cashの利用はまだ成長の途上にあるが、ネットワークが一杯になってからよりも今のうちにブロックサイズを増やしておいてよかったと私は思っている。

ブロックサイズが大きくなったおかげでBitcoin Cashに拡張の余地が生まれたが、他のブロックチェーンでは、例えばLightning NetworkやProof of Stakeのように違う方法で拡張している。

このブロックサイズの拡大によりBitcoin Cashは、Proof of Workモデルを維持しつつも合意プロトコル層のスケーリング問題を解決しようとしているという点で、他のブロックチェーンにはないユニークな存在となっている。

しかしブロックサイズを大きくすることが事実上ネットワークの利用を増やす、ということにはならない。

もたらされたのはかつてない成長を遂げる能力が与えられたことだ。利用の増加はブロックサイズではなくBitcoin Cashを支えるコミュニティとビジネスに左右される。製品とサービス、そして販売元の採用が重要となる。

ブロックサイズが増えた今、Bitcoin Cashが提示する次の進歩は、開発者がスマートコントラクトの開発に使える機械語の命令を表すオペコードを新たに追加したり、無効にした古いオペコードを再び使えるようにしたりしたことだ。

このような機械語のコードはBitcoin Cashコミュニティでは「Satoshiオペコード」と呼んでいるが、開発者はこのオペコードを使ってメタデータを実装できる。開発者はオペコードをコールして「カラードコイン」あるいは代替トークンを作成できる。

カラードコインとは、債権や株券、貴金属などの先物商品といった物理的あるいは仮想的対象に対応するように特定の方法でタグ付けされたトークンのことだ

この新しい機能から何が生じるかを言うのは難しいが、イーサリアムがハードフォークで達成できたことを元に考えると、私はこのオペコードはBitcoin Cashに創造的で生産的なアイディアにつながる多くの余地をもたらすだろうと考える。

私たちはこの目標に向かってBitcoin Cashコミュニティの開発者がこの新しい機能を使って何をするのか、そして市場はBitcoin Cashの拡張につながる可能性のある新たに設定されたブロックサイズが定着するかどうかを見ていくべきだし、見ていかなければならない。

Bitcoin Cashは新しくできた仮想通貨ですが、Bitcoinと良く似た特徴を持っている通貨です。Bitcoinよりも高速で取引する事ができ、さらにセキュリティを向上させた通貨なので、使い勝手の良い通貨として注目されています。

Op-Ed: Bitcoin Cash Hard Fork Addresses Bottlenecks around BlockSize Limits and Enables Smart-Contract Scripting