パリティ・テクノロジーズ(Parity Technologies)とWEB3.0財団は、近いうちにブロックチェーンの相互運用プロトコルであるポルカドット(Polkadot)の最初のPoC(proof-of-concept)を開始する予定です。
イーサリアムの共同設立者でパリティ・テクノロジーズの創始者であるゲヴィン・ウッド(Gavin Wood)によって開発されたこのテクノロジーは、チェーンが相互に通信できるようにするとともに、システム全体のアップグレードやハードフォークを必要とせずに、アップグレードを自動に、そして容易にすることを目的としています。
相互運用可能とされる部分は、まだ構築されていませんが、PoCはポルカドットプロトコル内でのブロックの構築を前進させ、開発者はこのユニークなガバナンス手法を使用してシステムを構築することができます。
パリティ・テクノロジーズのCEO、ジュタ・シュタイナー(Jutta Steiner)氏は、コインデスク(CoinDesk)にこう語りました。「技術的に、それは真にポルカドットの中心部分です。」
ポルカドットの運用は、イーサリアムベースのコヴァン(Kovan)テストネット上で利用可能となる、と同社は述べています。
ウッド氏は今月のはじめ、イーサリアムコミュニティ開発会議(EDCON)でライブデモンストレーションを行い、その中で彼は、変化を起こす上で重要な基準である、トークンホルダーの投票が悪意を持った目的のためにどのように利用されるかを実演しました。
シュタイナー氏は、「新しくリリースされたPoCについては、基本的に、リレーチェーンを構築する上で、異なるチェーンを開発する必要があるツールキットを構築していますが、そのすべてがコアエンジンに依存しています。」と述べました。
さらに彼女は付け加えました:
「PoCの一部は、あなたが状態遷移関数のような任意のガバナンスメカニズムで始めることができ、チェーン上で活用し、さらにはそれを消去し、それ以上のブロックが追加されないようにするといったことまで設定を変更することができます」
パリティ・テクノロジーズとWEB3.0は、声明で、次のポルカドットPoCが「チェーン候補の合意機能とネットワーキング機能を実装する」と述べました。
さらに、彼らは2019年の第3四半期にポルカドットネットワークを正式に立ち上げる予定です。
‘Internet of Blockchains’ Project Polkadot to Launch First Proof-of-Concept