ブロックチェーンのデータプラットフォームであるストリーマー(Streamr)は、フィンランドの通信大手ノキア(Nokia)およびカリフォルニアのソフトウェア会社、オーエスアイソフト(OSIsoft)と提携し、モバイルカスタマーがユーザーデータを収益化して購入できるようにします。
最高経営責任者(CEO)、ヘンリー・ピーカラ(Henri Pihkala)氏は、コインデスク(CoinDesk)のコンセンサス会議2018でパートナーシップを発表したほか、ユーザーがリアルタイムデータストリームを提供し、購読することができるリアルタイムデータ市場のライブを開始しました。
彼は声明のなかで、
「今日、コンセンサスで世界に私たちのプラットフォームを紹介するだけでなく、2つの恒例のパートナーシップを発表することで、ストリーマーの歴史において大きな一日を迎えた」
と述べました。
ノキアとのパートナーシップにより、ノキアのクハ基地局はストリーマーのデータ市場と統合され、ノキアの顧客はIoT(Internet of Things)のデバイスからユーザーデータと購入ストリームの両方を収益化することができます。
ノキアのラジオ・システム・エボリューションのリーダーであるマルティ・イリコスキ(Martti Ylikoski)氏は、「ストリーマーとのパートナーシップは、当社のプラットフォームへの自身を反映している」と述べています。
参加者は、イーサリアムのスマートコントラクトを通じてリアルタイムのデータストリームを購入し、販売しています。バイヤーと売り手は、DATAcoinと呼ばれるERC-20トークンを使用します。
オーエスアイソフトとの提携により、同社の企業顧客は業務データの収益を上げることができます。
ストリーマーエンジン(データアグリゲータと分析ツール)を使用して、アウディQ2からデータフィードを収集するという、ヒューレット・パッカード・エンタープライズ(Hewlett Packard Enterprise)とのパートナーシップも発表しました。
Nokia Is Letting Consumers Monetize Their Data with Blockchain