石油を裏付けとしたベネズエラの仮想通貨ペトロが、無名のロシアの銀行によって成長

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石油を裏付けとしたベネズエラの仮想通貨ペトロが、無名のロシアの銀行によって成長

石油を裏付けとしたベネズエラの仮想通貨ペトロ(PTR)が、南アメリカ諸国に対するアメリカ合衆国の制裁を避けられる唯一の国際金融機関として設立されたばかりの、無名のロシアの銀行、Evrofinance Mosnarbankのおかげで生き延びている。

アソシエイティドプレスによると、政府に登録し、仮想通貨ウォレットをダウンロードしたベネズエラの自称投資家たちは、最低1,000ユーロ(約1,190ドル)を政府所有のEvrofinanceの口座に送金して通貨購入を勧められた。銀行の関与はペトロ設立とロシアとの結びつきをさらに強めている。

以前述べた通りロシア政府は関与を否定しているものの、石油を裏付けとしたベネズエラの仮想通貨設立をロシアは秘密裏に支援してきた。特に、Evrofinance最大の株主はロシア政府管理の二つの銀行――ロシアのクリミア編入後に認可された――と、ベネズエラの指導者ニコラス・マドゥロであり、ベネズエラ政府は2011年に49%の出資金を提供している。

ロシアの関わりが議論されている最中、CCNによれば、ロシア仮想通貨・ブロックチェーン協会はベネズエラ政府にサトシ・ナカモト賞を授けた。ロシアの関与は西側諸国とのつながりも関係しているかもしれないと、アソシエイティドプレスは伝えている。

元アメリカ合衆国司法省銀行統合部長のクレイボーン・W・ポーターによると、ベネズエラはEUとアメリカ合衆国から厄介者扱いされるようになってきているという。ポーターが語る:

「遊び場の子供のように、ベネズエラとロシアはアメリカの制裁に対して共通のいじめっ子と戦っているように考えているのです。共同戦線を張ろうとしているのでしょう」

歴史的に、ロシアはベネズエラに数十億ドルの債務免除をし、原油産業に多額の投資をしてきた。現在、トランプ政権によるさらなる制裁に対処しつつ、今月大統領選挙を控えているマドゥロにとって、それは生命線なのだ。

今年3月、トランプはアメリカ合衆国市民と居住者にこの仮想通貨の購入を禁止したが、その動きがベネズエラが主張するところの「無料の宣伝」となって、興味を抱いた投資家の数は2倍に増えた。

アソシエイティドプレスによれば、Evrofinanceがペトロに関係していることを尋ねた後、ペトロウォレットからはそれに関連するものがすべて削除され、購入者は手続きをどう進めればよいかわからなくなってしまった。

ペトロの開発

ベネズエラ政府が実際にペトロをどれほど売却したかはわからないが、マドゥロはこの仮想通貨の事前販売で50億ドルを集めた。

しかしこの数字は計算が合っていない。その上、多くの国外投資家はこの仮想通貨に関心がなく、1世紀もの歴史を誇るシンクタンク、ブルッキングス研究所はペトロが合法的な仮想通貨を弱体化させるとまで述べている。

ビットフィネックスのような人気のある仮想通貨取引所は、制裁違反を恐れてペトロからは距離を置いていると報告書は伝えている。

専門家によると、ペトロに興味を抱いているのは犯罪者だけだ。ベネズエラ出身のコンピューターサイエンティストで仮想通貨の新興企業コンサルタントのアレハンドロ・マチャドは言う:

「ICOの圧倒的多数が公約を果たしていません。発起人のほとんどがただの詐欺師か、技術の専門知識が不足しているのです。ベネズエラ政府に関しては、その両方が当てはまります」

アソシエイティドプレスが伝えるところでは、ペトロを世界的に広めるためマドゥロを支援すると見られていた二人のロシア人が仮想通貨から距離を置き、その一人であるヒョードル・ボゴロツキーは、トランプが禁止するや否や、計画への参加を取りやめたという。

現状にも関わらず、マドゥロはペトロをさらに進めようとしている。彼は政府機関がすべての取引で合法的にペトロを使用できるように120日の猶予を与え、ベネズエラ人が価格の下落する不換通貨とペトロを交換できるよう、16ヵ所の地方取引所を設立する予定だ。

以前取り上げた通り、彼は原油代金をペトロで支払う場合は30%割引することをインド政府に提案している。

かつてベネズエラ政府は金の埋蔵量を裏付けとした別の仮想通貨、ペトロゴールドを開発していることを明らかにした。この動きは外国の投資を呼び込み、制裁を潜り抜けるためだと考えられている。ベネズエラの動きはBitcoin.comのCEOロジャー・バーにも酷評されている。

ロシアのブロックチェーングループ代表ユーリ・プリパチキンは、ロシア政府はペトロを注視し続けているものの、それに関与はしていないと述べている。にもかかわらず、それが犯罪に利用されるという可能性は否定している。彼は言った:

「それはありえない話だ。全世界で最もテロリストや犯罪者に人気のある通貨は米ドルで仮想通貨ではない。しかし誰もドルを禁止しようなどとは考えていない。単に仮想通貨が広まることを止めようとしているだけだ」

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