仮想通貨市場が回復を始める、イーサリアムは5%、オントロジーとストームは12%上昇
イーサリアムとイオス(EOS)などの主要仮想通貨が過去24時間で5%以上の回復を見せるなど、仮想通貨市場が回復し始めている。オントロジー(ONT)、ストーム(STORM)、そしてトロン(TRX)のようなトークンは10%から15%の幅で上昇している。
トークンが先行
ビットコイン価格がドルに対して苦戦し、5月10日から12日にかけて大幅に値下がりしたことから、マイナーな仮想通貨とトークンはビットコインとドルに対してかなりの下げ幅を経験した。
4月初旬から平均してビットコインに対して2倍の上昇を見せていたONT、TRX、STORM、ゼロエックス(ZRX)、ワンチェーン(WAN)、そしてアイコン(ICX)といったトークンは、15%以上も下落した。
特にオントロジーは0.00073ビットコインと、4月27日以来の価格にまで落ち込んだ。しかし仮想通貨市場が回復し始め、ビットコインが8,100ドルから8,500ドルに反発すると、オントロジー価格も0.0007BTCから0.0009BTC、24時間以内に20%近くも値上がりした。
現在、相対力指数(RSI)とウィリアムズパーセントレンジ(WPR)もそれぞれ44.7と−81.1と、ビットコインが中立であることを示している。
指数移動平均と単純移動平均は共に売りシグナルを示しているが、ビットコインは短期で反発し、数日で回復し始めるという理想的な位置にある。
オントロジーとトロンを含む多くのトークンが過去48時間にビットコインの価格推移に従い、ビットコイン価格が上昇すれば価値を増やし、価格が下落すれば大きな損失を記録してきた。
それゆえに、ビットコインが9,000ドル地点まで上昇を続け、過去24時間の価格から4%増えるようであれば、ONT、ZRX、TRX、そしてSTORMのようなトークンは、短期でかなりの利益をもたらすことが予想される。
4月中旬から5月までに200%以上も上昇したEOSは、この2週間で40%近くも値を下げた。4月29日、EOS価格は0.0024BTCとなり、5月13日現在は0.0065BTCを下回っている。ビットコイン価格が回復の兆しを見せれば、この数週間で大きく下落したEOSといったトークンは、他に先駆けて回復するだろう。
ビットコイン価格はどこに向かうのか?
多くのトレーダーと投資家は、来週ニューヨークで開催される、記念碑とも言うべきブロックチェーンウィーク以降、ビットコイン価格が反発すると見込んでいる。
仮想通貨のコンセンサス会議の後は、主要メディア局と機関投資家の関心がその市場と産業に向けられることから、ビットコイン価格はこれまで大きく上昇してきた。ファンドストラットの調査がコンセンサスとビットコイン価格との関連を明らかにしている。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)とゴールドマンサックスが2018年に仮想通貨市場に参加するという記事を考慮すれば、コンセンサス2018がビットコインやイーサリアムのような他の仮想通貨の需要を市場で掻き立てることが考えられる。
Cryptocurrency Market Begins Recovery, Ethereum up 5%, Ontology and Storm up 12%