Market.spaceがデータホスティングを再発明しようとしている

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Amazon AWS、Google Drive、Dropbox、Microsoft OneDrive、Apple iCloudは中央管理されたクラウドデータホスティングの巨大産業を構築してきた。

ガートナー社の調査によると、世界的なクラウドサービス市場規模は2018年に3,050億ドル以上、2019年に3,550億ドル以上、そして2020年には4,110億ドル以上になると予測している。

この巨大な市場は急速に成長しているが、問題の多いデータサイロから世界中のデータを解放する可能性のある、新たに登場した分散化されたストレージと分散化の流れに押されつつある。

この流行の最前線にいるのが、分散ホスティングサービスのパイオニアMarket.spaceだ。同社は分散化されたクラウドホスティング市場の構築を目的とするトークン化された技術開発を主導している。

Market.spaceのブロックチェーンに対応したアグリゲーションプラットフォームは、ホスティング企業やデータセンターが使っていないディスク領域やネットワーク帯域を貸すことで暗号通貨を獲得し、同時に一般企業や一般消費者に安全で低価格にデータやコンテンツを保管する手段を提供できるようにするものだ。

新しい種類のホスティング企業

「Market.spaceは次世代のデータストレージ企業です」Market.spaceの創設者でCEOを務めるAlexander Rakhmanov氏はこう述べている。

彼は8千万人の顧客データを管理する一般向けファイルホスティングプラットフォームRapidGator.netのCEOでもある。

「私はクラウドインフラで10年間の経験があり、この5年間は大規模ホスティング企業のCEOを務めてきたので、次に何が起こるかが分かります。

ブロックチェーンに対応したホスティング・アグリゲーターとして、Market.spaceは企業での利用に耐えうる、大きく進化したセキュリティを備えた低価格のデータホスティングサービスに企業や一般ユーザーが直接、自由にアクセスできるようにしようとしているのです」

企業内のデータストレージやデータ転送インフラを数年毎に更新するのは運用上不可能になってきているので、最近は企業外のインフラ(オフプレミス)にデータを保管することが当たり前となっている。

しかしオフプレミスは企業や一般ユーザーの増大する多様なニーズに応えられるほどの基盤を提供しているわけではない。一方で分散データホスティングソリューションは市場の動きについていけるだけでなく、市場の変化や再編成、進化にも対応できるものだ。

従来の中央管理されたクラウドストレージサービス提供会社は、わずかなホスティングプランしか提供せずオプション機能も少なかった。ホスティングプロバイダーが、現在の市場が求めている多様性の水準を満たすのはますます難しくなってきている。

エストニアに本社があるMarket.spaceは分散化されたデータストレージというニッチな要求を満たすコンセプトを初めて導入した企業だ。このように市場の要求にその場で対応することは、分散化されたホスティングアグリゲーターによって容易になる。

なぜならブロックチェーン技術はさまざまなデータホスティング機能を移動したり拡張したりするという点で自由度が高いからだ。

Market.spaceのプラットフォームでは、ホスティングプロバイダーは顧客に直接サービスを提示して販売できるようになるだろう。

預金保険のようなスマートコントラクトとリスク管理の手段に独自のブロックチェーンプラットフォームを利用することで、Market.spaceは効率的、低コストでシームレスな顧客体験をあらゆる分野のホスティングサービスで提供しようとしている。

そしてMarket.spaceのブロックチェーンネットワークはレプリカ作成あるいは冗長機能の障害を自動的に検知し修正することで自らを強化することになるだろう。

プライバシーとセキュリティ

中央管理されたデータサイロは完全性への攻撃に対して脆弱だ。もしあなたが不注意で取引の秘密をクラウド上に漏らしてしまったとすると、その情報はあなたが全く気付かないうちに誰かに伝わってしまう可能性がある。

Market.spaceを利用するとファイルは顧客のマシン上で分割され暗号化される。その後、この暗号化された分割ファイルはホスティング会社のサーバーに転送される。誰かがこのサーバーホストを乗っ取って分割ファイルを見つけたとしても復号できない断片に過ぎないことに気付くだけだ。

「暗号化と分散化を組み合わせることで、攻撃の際にもかつてないプライバシー保護と耐障害性をもたらしてくれます」Rakhmanov氏はこのように述べている。

「認証を不要とすることでデータを預けている顧客の匿名性を維持し、一方でタイムスタンプが所有権を証明することになるのです」

知的財産権の保護

所有権を証明するのにドキュメントの署名のタイムスタンプを利用することで、特許や商標などの知的財産権を容易に保護することができ、音楽や動画、画像、テキストをメディア企業や芸術家、作家、ジャーナリストなどから視聴者にシームレスに届けることができるようになる。

データインフラとサービスに適した新たな暗号通貨

Market.spaceでは2種類のスマートコントラクトを利用している。一つはイーサリアムブロックチェーンで、もう一つはERC20と互換性のある独自の内部ブロックチェーンだ。

このような設計にしたのは、CryptoKittiesが流行したときに見られた「ガソリン」の消費と取引処理のボトルネックを最小化するためだ。顧客はMarket.spaceにファイルをアップロードし、「MASPC」と呼ばれる内部的な暗号通貨でストレージ費用とホスティング料を支払う。

「MASP」ユーティリティトークンは他の暗号通貨やフィアットと両替可能で、イーサリアムブロックチェーン上で運用される。

今後の見通し

Market.spaceは2018年の第二四半期にチームを拡張し、年末までに技術的および法的な課題を解決し、2019年第一四半期には基本的な機能を備えたプラットフォームを立ち上げる予定だ。

デバッグ期間を経た後、2019年の第三四半期に完成版の立ち上げを計画している。2020年の計画にはプラットフォームの宣伝と拡張、そしてモバイルアプリの立ち上げが盛り込まれている。

事業資金を集めるため、Market.spaceはICOを実施している。ICOは2018年4月16日に開始し、同年5月27日に終了予定だ。

Market.space Aims to Reinvent Data Hosting