最新のPeercoinの価格・時価総額・出来高
通貨名 | Peercoin(ピアコイン) |
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通貨略号 | PPC |
公開日 | 2012年8月20日 |
システム | SHA-256 |
発行上限枚数 | |
取り扱い国内取引所 | |
取り扱い海外取引所 | Bittrex,Bit z,Poloniex,,Hitbtc,Livecoin,Therocktrading,Yobit,Bleutrade |
公式サイト |
Peercoin(ピアコイン)のローソク足リアルタイムチャート
目次
Peercoin(ピアコイン)とは?基本情報
Peercoin は、Proof of Stake (PoS)のコンセンサスアルゴリズムを世界で始めて搭載した暗号通貨です。ただし、通貨配布の初期段階では従来型の Proof of Work が用いられます。
つまり、Peercoinは、Proof of Work(PoW)と Proof of Stake (PoS)を組み合わせたハイブリッド型のコンセンサスアルゴリズムを搭載した通貨です。
Peercoin は、Bitcoin、Namecoin、Litecoinとは異なり、コインの数に厳しい制限はありません。ただし、最終的には1%のインフレ率(通貨価値が相対的に下がる)を達成するように設計されています。
ネットワークに支払われた0.01PPC / kbの取引手数料が破棄されるため、実際には、通貨発行量が減るためにPeercoinはデフレ傾向になる面があります。 この機能はエネルギー効率の向上とともに、より長期的なスケーラビリティを実現することを目指しています。
Peercoin(ピアコイン)の特徴・仕組み
Peercoin(ピアコイン)は以下のような特徴を備えています。
- 世界で始めてPoSコンセンサスアルゴリズムを採用
- 採掘時のエネルギーの効率化
- 定常的なインフレを目指して設計、ただしデフレにも対応可能
世界ではじめてPoSを採用
Peercoin は、世界ではじめてProof of Stake(PoS)をコンセンサスアルゴリズムとして採用した暗号通貨です。PoSでは仕事量ではなく、保有しているコインの量に比例してマイニングがより容易になる方法が取られています。
また、従来のProof of Workも(PoW)併せて使用されています。PoWは、パソコンの計算能力を使って複雑な処理を実行させ、最も早く処理が終わったものにコインを与えるやり方です。仕事量に比例して暗号通貨をマイニングできる量が増加するようになっています。Peercoinでは、この暗号化には、SHA-256アルゴリズムが使用されています。
Peercoin は PoSとPoW の両方を組み合わせて使用しています。PoSが利用できるため、Peercoin専用のウォレットに通貨を入れ一定期間以上保有しておくだけで追加のPeercoinを得ることができます。
採掘時のエネルギーの効率化
Peercoin のPoS コンセンサスアルゴリズムはビットコインのような高エネルギー消費に対処するために開発されました。Peercoinでのマイニングの初期段階でビットコインのように PoWが用いられますが、通貨発行数があがりマイニング作業の難易度が上がると時間とともに PoWによるコンセンサスアルゴリズム段階的に廃止され、PoSに移行します。
この時 PoSがマイニングの主な手段になるために、エネルギー消費量が時間の経過とともに減少します。この時の Peercoin のエネルギー消費量は、ビットコインのエネルギー消費量の約30%程度と言われています。最終的にはエネルギー消費量が0に限りなく近づくことを目指しています。
定常的なインフレを目指して設計、ただしデフレにも対応可能
Peercoinは理論的にはインフレ率が年率1%になるまで、無制限のコインをマイニングできるように設計されています。これは、通貨発行数が増えるとコンセンサスアルゴリズムが PoSに段階的に移行するように設計された結果です。
Peercoin は技術的には20億コインの発行上限を持っていますが、近い将来この上限に達する可能性は低いと考えられています。また、上限に達した場合は、年率1%を目標に通貨発行量を引き上げることが可能です。
Peercoinは、プロトコル定義の取引手数料(現時点では0.01PPC / kB)を優先して、将来自由に設定可能な取引手数料が削除されるように設計されています。取引手数料はプロトコルレベルで固定され、誰にも渡すことなく自動的に破棄されます。 これは、マネーサプライを減少させてインフレを相殺し、取引量を自己規制し、ネットワークスパムを止めるためのものです。
Peercoin は、通貨のインフレ傾向にもデフレ傾向にも対応可能な暗号通貨として設計されています。
Peercoin(ピアコイン)の相場・チャート・高騰/暴落情報
- 取引開始日 :2012年8月12日
- 取引開始価格 :N/A
- 直近価値 :5.02USD(2017年12月26日)
- 最高値 :7.28USD(2014年1月6日)
- 最安値 :0.1158USD(2013年6月16日 )
2012年の取引開始以来、低迷なまま価格は推移し、2013年の6月16には最安値の0.1158USDを記録しました。しかしその後上昇を続け、2014年の1月28日には最高値の7.28USDを記録します。
その後、反転し2016年12月22日の0.2140USDまで一転して下げづつけます。12月22日で底を打ち、再度上昇を続け、2017年の12月16日の6.25USDの年初来高値を記録するまで上げ続けています。その後は、2017年12月22日に単を発するビットコインの下落に巻き込まれる形式で5.0USD近辺で上下を繰り返しています。
Peercoin(ピアコイン)の買い方・売り方・購入方法・取引所
Peercoinの購入できる取引所はこちらです!
取り扱い国内取引所 | |
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取り扱い海外取引所 | Bittrex,Bit z,Poloniex,,Hitbtc,Livecoin,Therocktrading,Yobit,Bleutrade |
Peercoin(ピアコイン)の将来性
最新の調査によると、ビットコインのマイニングを行うコンピューターが今年に入ってから使用した電力は、すでに159カ国が1年間に使用する電力量を上回っているとの報告があります。
この多くは、PoW のコンセンサスアルゴリズムを使用していることが原因です。暗号通貨が PoWを採用してマイングを行っている限りは電力消費量が爆発的に増加する問題を解決するのが困難です。
PoWにも課題がないわけではありませんが、少なくとも電力使用量の問題について考えた場合、電力消費を抑える目的で設計されているPeercoin の将来は明るいでしょう。
Peercoin(ピアコイン)の最近のニュース・最新情報・今後の予定
2017年11月1日にリリースされたv0.6.0のプロトコルにより集中的なチェックポイントが選択可能となっています。
チェックポイントとは、暗号通貨の公式クライアントに組み込まれる、過去のブロック情報を指します。悪意のあるハッカーからの過去のブロックチェーンに対する改ざんを防ぐ手段として用いられています。
クライアントはチェックポイント以前のブロックチェーンを無条件に正しいものと認識し、チェックポイント以前のブロックチェーンを分岐させることが不可能となっています。
Peercoinにおいて、チェックポイントは公式クライアントのバージョンアップ時に生成されますが、クライアント開発者が中央集権に設置するため、暗号通貨の最大の特徴・仕組み・利点であるP2Pの分散型の設計思想と矛盾しているという批判がありました。
Peercoinも元の論文では、集中的にブロードキャストされるチェックポイントメカニズムを使用しています。ここでは、「Bitcoinは、チェックポイントの仕組みが分散されていないため、分散協調問題を完全には解決していません」というBen Laurieの主張を引用しています。
Kingは、分散代替案を設計しようとしましたが、 2017年11月1日にリリースされたv0.6.0のプロトコルにより集中的なチェックポイント使用するのか新しく実装された分散チェックポイントを使用するのかの選択が可能になっています。