大手仮想通貨取引所Huobiがトロントに新たな事務所を開いてカナダに事業を拡大し、北米市場に新たな足場を提供するとした。
シンガポールに本社のある同社は金曜日、ピアーツーピアー仮想通貨取引が国内銀行の反対を押し切り急上昇したことを発表。
HuobiカナダのゼネラルマネージャーRoss Zhang氏は次のように述べた。
“カナダは主要なブロックチェーン国家として頭角を現し、いずれかは北米における最も活発なブロックチェーンハブの1つになる予定だ。カナダ市場に参入することはHuobiがブロックチェーンと仮想通貨の革新を進めるリーダーになる役に立つであろう。”
“規制期間と協力しあうことで、ブロックチェーン資産市場がもっと信頼できるものになるよう支援をして、早い段階で大量に導入したい。”と続けた。
“トロントにHuobiの最初の事務所を設立することで、継続的な取り組みによりブロックチェーン産業がより信頼度の高いものとなり、その結果早期の大量導入を助けるだろう。”
現在、Huobiのランクは世界で3番目に大きな仮想通貨取引所で、CoinMarketCapのデータによると、1日の取引量は208の市場で約17億円にもなるという。
Huobiは1月にサンフランシスコに支店を開くことを発表し、その2ヵ月後には金融犯罪執行ネットワーク(FinCEN)に金融サービス事業(MSB)として登録し、アメリカ市場の仮想通貨同士の取引の提案をする準備を進めた。
今週の始め、Huobi Labs(会社のブロックチェーンインキュベーター)は中国の海南省で10億ドルのブロックチェーンファンドを設立する戦略的提携を結んだと発表した。
Huobiの突然の拡大計画は仮想通貨取引産業全体の特徴であり、過去1年間にわたって多大なる利益を上げてはきたが、それはまた、挑戦的な行いでもある。
2つの最大仮想通貨取引所BinanceとOKExはCoinbaseがシカゴの法人取引を構築させると発表する中で、でマルタ国の島にそれぞれブラックチェーンに優しい事務所を開設した。もう1つの主要取引所のBitfinexはスイスでの事業計画を固めた。