リップル(Ripple)のグローバルな銀行ネットワークと決済サービス業者に新しいメンバーが加わった。
月曜日、中東オマーンを拠点とする金融投資管理会社ドファール銀行(BankDhofar)がリップルネット(RippleNet)に加わったと発表した。プレスリリースによると、これはリップルのブロックチェーン技術を使ってグローバルな国境を越えた決済を可能にするとのことだ。
こうしたBankDhofarの動きは、中東におけるロックチェーンインフラの初期段階における最も新しいものだ。
今年の初めにBankDhofarは、2017年2月に開設された27以上の銀行のコンソーシアムであるバンクチェーン(Bankchain)に加入し、銀行部門のブロックチェーンソリューション事業を推進する方向に動き出した。
BankDhofarの最高情報責任者であるタリク・タファ(Tariq Taha)博士は次のようにコメントしている。
これにより、瞬時にストレスのない安全なクロスボーダー送金を短期間で提供し、送受信者同士で送金中の状況確認を行うことができる
BankDhofarは、これらの特典を利用するためにどのRipple製品を利用しようとしているのか、あるいはXRP Ledger(XRP暗号化を利用するオープンソースのコードベース)を使用することができるかについては特に言及していない。
つい最近のRippleNetブロックチェーンネットワークへの参入は、BankDhofarが湾岸地域の銀行におけるリーダー的位置付けを目指す「Together 2020」という一連の動きの一環である。
「このイニシアチブは、BankDhofarの継続的な変革計画の一環であり、デジタル技術とイノベーションを戦略の中核に置き、顧客の利便性を向上させている。」
と、プレスリリースでは締めくくっている。