Braveプラットフォームとそのデジタル広告トークンであるBAT(Basic Attention Token)をテストする中で、ダウ・ジョーンズ・メディア・グループはBrave Softwareチームに参加することがわかりました。
BATとBraveのモデル
2018年4月18日、この2つの組織はデジタル広告とメディア出版の分野でブロックチェーン技術を試すことを発表しました。 これは、Braveブラウザのデジタル広告プラットフォームとその通貨であるBATを、Barron’s、Wall Street Journal、MarketWatchなどのダウ・ジョーンズ・メディア・グループ全体でテストすることが含まれます。
JavaScriptの発明者であり、Mozillaの共同設立者であるブレンダン・アイク(Brendan Eich)によって作成されたBraveブラウザとBasic Attention Tokenは連動し、デジタル出版社や広告主にとっても同様の収益モデルを提供します。
BATとBraveは、ボットの閲覧による不正行為を減らし、サイト運営者にとってより公平な収益を生み出すことで、BATの広告閲覧ごとに報酬を得て消費者が注目を集める機会を提供することを目的としています。
Braveとダウ・ジョーンズのミッション
今回の提携により、ダウ・ジョーンズ・メディア・グループは、「画期的で効率的な広告を提供する」というBraveのミッションが、金融機関と合致しているということを示しています。
「Braveとの提携は、ダウ・ジョーンズ・メディア・グループのための大きな可能性を秘めた革新的なステップです。」
とBarron’sの上級副社長であるダニエル・バーナード(Daniel Bernard)は述べています。
「グローバルなデジタル出版社として、見ている方にベストな体験をしていただくためには、常に新しいテクノロジーを探求することが大切だと考えています。」
提携が生み出すもの
今回の提携により、Braveブラウザユーザーは、barrons.comのプレミアムコンテンツとMarketWatchのニュースレターにアクセスできるようになります。
また、Barron’sとMarketWatchの両方が、ワシントンポスト、ガーディアン、およびバイスのメンバーに加わり、Basic Attentionプラットフォームで公式のサイト運営になる予定です。
アイク氏はこのように述べます。
「BraveとBasic Attention TokenによるプレミアムコンテンツをBraveユーザーに提供できるので、ダウ・ジョーンズ・メディア・グループと提携することは非常に嬉しいです。
私たちの新しいモデルは、プライバシーを侵害せずにユーザーと出版社をつなげることです。 Barron’sとMarketWatchのプレミアムニュースレターを楽しんでもらうことを期待しています。」
パートナーシップは、プロジェクトのもう一つの達成です。 3月中旬に、ワシントンポストはBATを認定された出版社として受け入れ始めると発表しました。
Dow Jones Group Teams Up with Brave Software to Test Basic Attention Token