台湾のエレクトロニクス大手Foxconnが、Sirin Labs開発のブロックチェーンスマートフォン「Finney」の開発と製造に乗り出したと報道されています。
スイスのスタートアップSirin Labsは、仮想通貨ウォレット、通信暗号化、ピアツーピアでのリソース共有などの機能を備えたAndroidベースのオープンソース「ブロックチェーン」スマートフォンを昨年末に発表しました。
このスタートアップは、12月の最初の資金調達でデスクトップアプリケーションを含むFinneyプロジェクトのために1億5800万ドルを調達しています。
ブルームバーグは、iPhoneのような一般的なハードウェアデバイスを大量生産するエレクトロニクス大手Foxconnの子会社が、スマートフォンの開発と生産を共同で行うことに同意したと報じています。
このデバイスのために、仮想通貨関連サービスをアクティブにする物理スイッチが開発される見込みです。 また、このスマートフォンはあらゆる種類の仮想通貨をサポートし、統合する予定と言われています。
「Overstock.comやExpediaなどの仮想通貨が使用可能なウェブサイトで所有者が買い物をし、必要に応じて現金を指定された仮想通貨に変換できるようになるでしょう。ユーザーは、通勤中に携帯電話のWi-Fiを有効にし、ワイヤレスネットワークへのアクセスを探している他の乗客から仮想通貨を受け取ることもできるかもしれません」
発売時の価格は999ドルですが、その価格を200ドルに引き下げるため、同社の技術を他のメーカーにライセンス供与することも計画されています。
このスタートアップは、仮想通貨の使用者に必ず必要とされると見込まれるこのデバイスの予約注文を、既に25,000件受けていると発表しています。
このスマートフォンは、ベトナムやトルコを含む8カ所の店舗で、オンライン注文と店頭販売を対処として10月に出荷される予定です。
Sirinの最高経営責任者、Moshe Hogeg氏は、今年の携帯電話出荷目標を10万台から数百万台に引き上げるとともに、今後携帯電話会社を通じてこのスマートフォンを販売したいとしています。
Electronics Giant Foxconn Signs on to Manufacture $1000 Blockchain Phone