カナダのモントリオール銀行(BMO)は今後、世界的デビット決済会社発行のインテラック(Interac)社のデビットカードを使用して顧客が暗号通貨が購入することを受け付けないようにするとのことだ。
同銀行の広報担当者は火曜日にコインデスクあてに送ったメールでこうした意向を認めたが、詳細な説明は行っていない。
Interacによる暗号通貨購入禁止は、銀行が数週間前にマスターカード(Mastercard)のデビットとクレジットカードで暗号通貨の購入を禁止したという通達に続くものだ。
その電子メールで、広報担当者はこう述べている:
当社は、インテラック・オンラインペイメントを通じて、または小売のコンシューマーマスターカードブランドのクレジットカードやデビットカードを使用して、暗号通貨の購入を許可しないことをここに確認する
先週、IT系インターネット掲示板のレディット(Reddit)にこの動きの噂が浮上した。銀行の決定を支持すると主張するユーザーは、3月28日付で全社的な電子メールを共有した。ユーザーはその電子メールをディスプレイに表示させて写真を撮り、写真も添えて投稿した。
そのメールによると:
この決定は、暗号通貨の激しい価格流動性に起因したもので、クライアントと銀行のセキュリティをより良く保護することができた
今後カードによる暗号通貨購入取引はマスターカードでは完全にブロックされるが、インターラックカードを使用して暗号化を購入する顧客には暫定的な請求が届くことになる。しかし、文書によると、最終的にはインターラックカードでの取引もブロックされることになる。
この文書と同じ週には、デンマークで最大の銀行であるダンスケ銀行(Danske Bank)が暗号通貨に対して全体的に「否定的」であるとの文書を発表した。同行は、次のようなお主な理由を上げた。つまり、顧客保護の欠如、高い価格流動性、および規制監督の欠如の3つだ。
ダンスケ銀行では引き続き、顧客がクレジットカードで暗号通貨を購入することが可能だが、暗号通貨関連のデリバティブ商品や上場投資証券の購入を中止すると発表した。
今年初め、米国の銀行JPモルガン・チェースとバンク・オブ・アメリカは、クレジットカードによる暗号通貨購入を禁止した。