JPモルガン・チェース(JP Morgan Chase)銀行のブロックチェーン責任者は、自分のベンチャーを立ち上げるために同社を退職する予定だ。
JPモルガン社内で承認されたブロックチェーンプラットフォームであるクオラム(Quorum)の開発を監督したアンバー・バルデット氏は、銀行のブロックチェーンイニシアチブの代表であるウマル・ファルーク(Umar Farooq)氏によって月曜日に送られた社内メモによると、同社を離れることになっている。
バルデット氏は、2017年におけるブロックチェーンで最も影響力のある人物の1人であり、2015年の創業以来、JPモルガンのブロックチェーンセンター・オブ・エクセレンス(Blockchain Center of Excellence)を率いてきた。彼女はゼット・キャッシュ(zcash)の支援会社や暗号通貨・契約のためのイニシアチブ、そして企業間イーサリアム連合との連携を監督した。
このセンターに所属するシニアプロダクトマネージャーのクリスティン・モイ(Christine Moy)氏は、コインデスクが入手した社内メモのコピーによれば、バルデット氏の立場を引き継ぐ。 モイ氏は最初からバルデット氏やセンターと連携し、JPモルガンの投資家サービスと資本市場ビジネスのブロックチェーン製品開発をリードしてきたとファルーク氏は記している。
JPモルガンの広報担当者は、「アンバー氏は非常に才能があり、現在の優秀なチーム構築をサポートしてくれた。我々は新しいベンチャーを始めたいという彼女の希望を尊重するし、彼女こそがそのためのベストの人材だと信じている」と述べた。
バルデット氏の次のプロジェクトに関する詳細は明らかになっていない。ロイター通信は、月曜日早く彼女の辞職を報道した。
Amber Baldet Leaving JP Morgan Blockchain Team to Start New Venture