メタジョーク:ヴィタリック・ブテリンがイーサリアムの供給量に上限を設ける提案

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イーサリアム・コミュニティがジョークや気まぐれな発表、たわ言に対して警戒する中、かつてはいたずらをすることで有名だったイーサリアムの作者は、イーサリアムの供給量に1億2000万イーサの上限を設ける、という真面目な提案を行った。

2018年4月1日のエイプリル・フールにヴィタリック・ブテリン氏は、イーサ(ETH)の供給量に1億2000万イーサの上限を設けるイーサリアム改善提案(EIP)第960号を発表した。これは2014年にイーサリアム・プロジェクトのプリセールで発行した量の2倍に当たる。気付いた人もいると思うが、この提案はメタジョークを表す「メタ」扱いとされているので、提案を知った人が頭をかきむしってこれが本気なのかどうかと戸惑うことになる。

https://t.co/z44anVrOuT のツイッター投稿がエイプリルフールのジョークかどうか戸惑っている人のために答えを言っておこう。これはエイプリルフールのメタ・ジョークだ。提案がウソなのか本当なのか皆が議論するのを見ようというのが趣旨だったんだ。

- ヴィタリック・「イーサを手放さない」・ブテリン(@VitalikButerin) 2018年4月2日

コミュニティの皆がイーサの供給量を固定にしたくて、EIP960の提案がそれを実現するのにいい方法だと思っているなら、コミュニティはこの提案を採用すべきだ。

もしコミュニティがそう思っていないなら採用すべきでない。これは元々意図していたことがジョークかどうかに関係ないことだ。

- ヴィタリック・「イーサを手放さない」・ブテリン(@VitalikButerin) 2018年4月2日

メタジョークのことは脇においておくとして、この提案は早ければ年末に予定されている、イーサリアムをプルーフ・オブ・ワークの合意アルゴリズムから開発中のプルーフ・オブ・ステーク・アルゴリズムCasperに切り替えるタイミングで実施するハードフォークの一環として実施することを提言している。

「可能性のあるさまざまな状況の下でイーサリアム経済圏の持続可能性を保証し、プルーフ・オブ・ワークのマイナーにコインを新たに発行することはもはや平等なコインの分配や重要な施策目標を推進するのに有効な方法ではないことを考慮して、私はイーサの総量に上限を設けることに合意することを提案します」

提案ではこのように述べている。

ブテリン氏がイーサリアムがイーサの供給量に制限を設ける提案をしたのは今回が初めてのことだ。

なぜ上限を設けるのか?

暗号通貨の供給量に上限を設けることが重要なのは、金のように希少性が生み出されコインの価値が上がるからだ、という意見がある。しかし、上限を設けるということは、所有者が亡くなったりコインを失くしたりコインを手放さないことが原因でコインの循環が止まったときに、コインを補充できないことにもなる。

供給量がプログラムで2100万コインに設定されているビットコインと異なり、イーサリアムには供給量の上限はないため、時間の経過とともにイーサの発行量は無限に増える可能性がある。

現在のところ、イーサリアムネットワークの構築資金を集めるために実施されたプリセールで6000万イーサが発行されている。2015年にイーサリアムネットワークが立ち上がり、15秒に1回の割合で新しいブロックが作られるたびに新たに5イーサが作られている。

そのため現在の供給量は9850万イーサで今も増え続けている。もしEIP 960が承認されれば、新たなコインの発行を減らすか、供給量の帳尻を合わせる必要が出てくるだろう。

例えば、ブテリン氏はこれより前のブログ投稿で、希少性を高める方法としてイーサを実際に破棄する「流し台」あるいは手数料を導入することについて述べている。

Casperへ道を譲る

イーサリアムの通貨政策を変更するというブテリン氏の提案はタイムリーなものだ。なぜならこの提案は、イーサを配分し利用する方法を変更することになるCasperのお膳立てとなるからだ。

上限を設けるというブテリン氏の論拠は、ブロックの報酬を得るのはマイナーではなくコインの所有者だ、というプルーフ・オブ・ステーク・システムの考え方に基づくものだ。同様に、プルーフ・オブ・ステークはプルーフ・オブ・ワークよりもエネルギーの消費がはるかに少ないので、ブロックの報酬を減らすことができる。最後になるが、彼は通貨の供給は利用者が支払う手数料や報酬を導入することでもっとうまくコントロールできる、と考えている。

EIP 960は提案に過ぎず採用されるかどうかは定かではないことに留意することが大切だ。

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