Liskの暗号学者イケル・アルスティーサとの対話

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Liskの暗号学者イケル・アルスティーサ

イケルが12月に暗号学者としてLiskに参加すると、拡張が予定されていたScience Teamの最初のメンバーとなりました。彼は毎日、あらゆる課題やシナリオを理論的な観点から分析することでLiskに貢献しています。

彼がLiskで行っていることや彼のバックグラウンドについてじっくりと話を伺う機会を得ました。

ジェニファー:
ご自身のことについてお聞かせください。

イケル:
人生の大半をスペインのバスク地方にある故郷の辺りで過ごしてきました。ビトリア=ガステイスで育ち、サン・セバスティアンで勉強しそこで就職しました。電気通信技術を学び、2014年後半に符号理論で博士号を取得しました。

博士論文のテーマは通信のための低複雑性/低遅延の符号体系で、デジタル体系の代わりにアナログマッピングを使って情報の符号化を行いました。博士課程の最後の数ヶ月間はブロックチェーンに没頭しました。博士課程の課程を修了した後、別の道を選ぶ時だと思いました。

博士課程で学んだこととは別の技術分野の仕事をヨーロッパで探すこととし、暗号通貨の研究は趣味で続けることにしました。MATLABとSimulinkの開発メーカーである英国のMathWorksから興味深い仕事のオファーがありました。

同社で仕事を続ける間もブロックチェーン技術への関心は途絶えることはありませんでした。最終的には、Liskの一員となってLiskを分散化された利用しやすいブロックチェーンプロジェクトにする一助となりたい、という考えに完全に囚われたのです。

ジェニファー:
暗号の世界に足を踏み入れたのはいつですか?

イケル:
小さい頃から私はいつも実用的なことよりも観察したり物事の背景にある理由の方に関心を持っていました。学校の授業では物理と数学が好きでしたが、実験はあまり楽しくありませんでした。

大学では数学を研究するつもりでしたが、最後の最後で電気通信技術を専攻することにしました。その中でももっとも理論寄りの科目を選ぶようにしていました。そのようなことで、博士号も通信、情報とその基礎の数学的研究に重点を置いた情報理論と符号理論で取得しました。実際、情報理論は暗号分野を扱う基本的なツールを提供してくれます。

ジェニファー:
分散化とブロックチェーンに関心を持つべき理由は?

イケル:
私は分散化とブロックチェーンは本来異なる概念だと考えていますが、過去数年間に暗号通貨の人気が高まってきたおかげで両者は不可避的に結びつくことになりました。最初に分散化の概念が登場しました。

分散化は有益な概念で、時には社会の多くの分野で必要になるものです。中央集権化は、特にお金や権力のことに関しては、単一障害点で崩壊したり誤りに陥ったりする可能性がある非常に危険なものです。

幸いにもブロックチェーン技術の発展と共に、権力と金融の中央集権化が取り消し得るものとなる一方で、この状況は避けられるものになっています。ブロックチェーンの概念は様々な要素の一極集中化を排除しネットワーク上に分配するのです。

ジェニファー:
Liskを説明するとしたら?

イケル:
その答えは2つの部分に分かれます。一方にはプロジェクトに明確な「個性」を与えるLisk合意プロトコルがあります。Liskの委任プルーフ・オブ・ステーク(DPoS)システムは分散化された民主主義を作り出しますが、そこでは委任された承認者がネットワークを守り、コミュニティへの貢献度合いや付加価値に応じて報酬を得る仕組みになっています。

その一方でJavaScriptを使う簡単な方法で開発者があらゆる種類の分散型アプリケーション(Dapps)を開発できるようになります。

ジェニファー:
Liskを他のブロックチェーンプロジェクトと違うものにしているものは?

イケル:
Liskプロジェクトの魅力的な特徴はアクセスのしやすさだと思います。サイドチェーン(またはチャイルドチェーン)というアイディアで開発されているDPoSブロックチェーンプロジェクトは他にもありますが、世界中のあらゆる開発者がブロックチェーンの能力に容易にアクセスできるようにすることに重点的に取り組んでいるのはLiskだけです。

JavaScriptの基本知識があれば開発者はSDKとLisk Commanderの特徴的な機能を使うだけでLiskのメインチェーンと接続されたサイドチェーン上で動作する独自のDappsを作って実行することができます。

ジェニファー:
暗号学者としての一日の生活について教えてください。

イケル:
Science Teamでの自分の役割で気に入っていることの一つに、取り組むべきタスクや課題が本来的に日々変わるということです。私は理論的な観点からブロックチェーン技術のあらゆる領域を担当しています。

通常は、私が最初に課題の背景にある理論を調べ、理論的な解に到達すると、バックエンド開発担当、フルスタック開発担当、あるいはフロントエンド開発担当の同僚がその解を実装する、という流れになります。

長期的なタスク、課題、プロジェクトには通常数週間から数ヶ月間取り組みますが、GitHubのリポジトリにはいつも注意していて、セキュリティに関する新たな課題や理論的な影響のある課題がないかチェックしています。

ジェニファー:
現在取り組んでいることは?

イケル:
現在は新たな手数料システムに取り組んでいて、今後リリースされるCore 2.0で実装される予定です。このことは、Lisk CoreやLisk Elementsにふさわしいアルゴリズムや数学モデルの設計とモデリングを用いて動的に変化する手数料が実装されることを意味しています。

ジェニファー:
身に付けたいと思うスキルや改良したいと思うテクノロジーは?

イケル:
博士課程や業務ではさまざまな数学的問題に理論的に取り組んできました。従って、自分の中で伸ばしたいことはコーディングスキルとデータベースの知識です。さらに、大勢の前で話す能力とそれに関連するソフトスキルを伸ばすことが自分のためになると思っています。

そのことでプロジェクトの技術的な詳細を、チームのメンバーであっても交流会や会議の場であっても、うまく説明できるようになると思います。

ジェニファー:
いつも見ている業界サイトやブログは?

イケル:
初めてブロックチェーン、具体的にはビットコインに関わったとき、Bitcointalkのサイトで新しいアイディアやプロジェクトの記事を読んだり活気のある技術的な議論に参加したりしたものでした。そのようにしてLiskなどの成功を収めているブロックチェーンプロジェクトを見つけたのです。

しかし今ではそのようなフォーラムは噂話や荒らしでいっぱいになってしまいました。本当に意味のある議論を見つけるのは難しくなっています。そのような理由でMediumのブログや記事だけを読んでいます。別のソーシャルネットワークで数人の専門家をフォローしたりもしています。

ジェニファー:
自由な時間があるときには何をしていますか?

イケル:
決して退屈しないのは旅行です。初めての場所や風景、街を見たり、新しい文化や伝統、生活様式に触れたりするのが好きです。旅先のことを前もってWikipediaやブログで読んだり調べたり計画を立てたりして旅行の準備をするのも楽しいものです。

その他にも、時間があればスカッシュやサッカーを楽しんでいます。友人と出掛けたり、心を満たす映画やテレビ番組を見たり本を読んだりするのも好きです。

ジェニファー:
好きな本とその理由をお聞かせください。

イケル:
一冊だけ選ぶのはとても難しいです。これまでにたくさんの興味深い本を読む機会がありました。科学から哲学まで、好きな本を挙げることができます。例えばスティーブン・ホーキングの『ホーキング、宇宙を語る』、ジョン・ケネディ・トゥールの『A Confederacy of Dunces』、ジャン=ポール・サルトルの『嘔吐』、レイ・ブラッドベリの『華氏451度』です。

しかし一冊だけ選ぶとすればミラン・クンデラの『存在の耐えられない軽さ』でしょう。この本で私は人生とその意味についてたくさんのことを教わり考えさせられました。

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