警察庁の発表:日本の仮想通貨ユーザーは昨年、ハッキングにより600万ドル失った
昨年日本では、およそ620万ドルに相当する仮想通貨が、取引所のアカウントやウォレット業者からハッキングされたという新しいデータが報告された。
木曜日の日本経済新聞によると、警察庁は仮想通貨のアカウントからの盗難の追跡統計について、年間の被害報告書を初めて発表した。
このデータは、昨年、16社の仮想通貨取引所と3社のウォレット業者が同様の攻撃を受け、少なくとも149件の流出が確認され、約6億6200万円が不正に送金されたことを表している。
この報告書では、85BTC盗まれたビットコインが、最大の仮想通貨のターゲットだったと述べている。警視庁は被害に合った業者の名前を公開していなかったが、5億3000万ドルが流出した最近のコインチェックの被害はこの2017年の統計には含まれていない。
これらの盗難被害のうち、全ての80パーセント以上に相当する122件で、二段階認証のような高度なレベルのセキュリティチェックが採用されていなかった。さらに、この事件の増加率はビットコインの価格の上昇や仮想通貨市場の拡大と一致しているように見える。
例えばこのデータは、不正送金が4月の7件から5月の19件、6月の41件と増加していっていることを示している。
2014年に起こった悪名高いマウント・ゴックス(Mt. Gox)の破産や、政府が仮想通貨の投資家を守るために行った取引所に対しての立ち入り捜査の後、このデータは警察庁による日本の仮想通貨投資家の財産盗難の捜査の成果として発表された。
Japanese Crypto Users Lost $6 Million in Hacks Last Year, Say Police – CoinDesk