ワシントン州で、大量の電力を求めるビットコインのマイニングの地として知られている郡の公益事業団は、新しい事業の申請の見直しを中止すると発表しました。
シェラン群の公共事業管轄区(PUD)理事会のメンバーは、既存の事業による現在の影響を検討した結果、月曜日にマイニング施設および類似のデータ調査プロジェクトの申請の審査を中止することを全会一致で、賛成しました。
シェラン郡では、水力資源のおかげで全米の中でも電気料金が最低レベルであり、以前に報告されたように、仮想通貨マイニング企業にとって非常に魅力的な場所となっています。
現在のすでに設定されている作業による負荷は、郡の全体的な電力網の容量に影響を及ぼし始めている、とスティーブ・ライト(Steve Wright)総長は述べています。これにより、公衆衛生上および安全上の懸念、地区の計画的成長への脅威といった可能性が指摘されています。
リリースによると、「不正な仮想通貨操作」という表現は、郡が他の場所で使用する可能性のある電力を奪っているということを指しているとも言われています。
ランディスミス(Randy Smith)委員は声明のなかで以下のように述べています。
「深呼吸して問題を解決する時間が必要で、これが最良のアプローチかもしれない」
猶予期間が解禁される前に、PUDでは、マイニング事業の運営するコスト、許可されていない企業の影響を見直し、業界からの強い要求に最善の対応としてどのようなことができるかを見極めていく予定です。
猶予期間は、ニューヨーク州北部のプラッツバーグ(Plattsburgh)市が同様の措置を実施してから数日後のことになります。プラッツバーグ当局者はまた、住民の電力料金が急騰する原因となっていることを指摘し、商業用マイニング事業による電力需要を挙げています。
チェラン郡とは異なり、プラッツバーグの猶予期間は、それ以前に商業マイニングのためのガイドラインと基準を確立することができれば、18カ月以内に早期に実施することができるようになると言われています。
Washington State County Moves to Limit New Bitcoin Mining Firms