IBM、ノースウェスタン大学でビジネスにおけるブロックチェーンのあり方を講義

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Evanston IL-CCNの特派員であるエリック・アイスラー(Eric Eissler)はノースウェスタン大学でIBMのブロックチェーン部門総責任者マリー・ ウィック(Marie Wieck)氏による講義を取材担当しました。

ウィック氏はこの業界に言及し、ブロックチェーンの歴史を語り、IBMの分散式台帳プロジェクトについて語りました。また、フードチェーン供給の安全性とデジタルアイデンティティなどのデジタル化の課題に取り組む方法についても話しました。

IBM ブロックチェーン参入

IBMは約1,500人以上の従業員からなるこの技術専門のユニットを構成することで、約3,4年前にブロックチェーン・プロジェクトを開始しました。ウィック氏は、「我々はブロックチェーンの十分なスキルを持つ人材を獲得できておらず、必要なすべてのポジションを抑えることができていない状態です」と強調しました。

彼女はこの業界が現在勢いが強い業界で、才能ある人材が必要だと指摘しました。 「すべてのメリットにもかかわらず、ブロックチェーンは非常に誇張されていて、依然として非常に誤解されています」と彼女は続けました。

「Dilbertのブロックチェーンについての漫画で描かれているような時代の技術に我々は到達しています。我々は今、ブロックチェーンが誇大表現されるような時代を通り過ぎました。そして、[ブロックチェーン]という言葉は今、共通のレキシコン(用語)として扱われています。

かなり興味深いのは、ほとんどの人がブロックチェーンの初期の導入と使用例であるビットコインに焦点を当てていることです。 彼らはブロックチェーンとビットコインを関連づけていますが、それは正しくありません。 仮想通貨やビットコインよりもブロックチェーンに関連するものが多くあります」


IBMブロックチェーン部門総責任者マリー・ ウィック氏

開発面:IBMの分散台帳

IBMはブロックチェーンの世界にある疑問をもって参入しました。ブロックチェーンは次世代の取引システムになるのだろうか?「実際、デジタル化とデジタル化のプロセスにその答えはあると我々は結論付けています」とウィック氏は述べています。

「ブロックチェーンの歴史とそれが何でないのかを理解することは重要です。ブロックチェーンはデジタル変換とデジタル混乱を起源としています。 ブロックチェーンは2008年の金融・住宅ローン危機に対する答えです。

あなたが匿名の現実世界の取引で行っているのと同じ種類のモデルを、デジタル世界でどのように作り出すかに焦点を当てます」

言い換えれば、インターネット上でどのように「現金」取引をすることができるでしょうか? どのように市場での経験を再構築できるでしょうか?

ここでいう現実世界の経験とは、あなたが市場に行って本を見つけ、その価値を知っていて、あなたのお金の価値を知っているということです。 あなたは売り手に話し、条件を見て、公平な価格に同意し、価値提案を行って、取引を行います。

あなたは自身のアイデンティティを明らかにする必要はなく、売り手もそれを知って取引をする必要はありませんでした。 ここで、デジタル世界ではどうだろうかという疑問が挙がります。 今日、匿名で取引を行うことはできません。あなたのクレジットカード、ウォレットなどを特定する仕組みがあるからです。

取引に参加する必要がある人物や代理店が増えている国際間取引がある場合は、これは非常に真実を捉えたものとなります。ここではブロックチェーンが割って入って仲介者を排除することになります。

分散台帳での3つの課題

IBMは、Ethereumをそのブロックチェーンのベースとして使用することで3つの大きな課題を見つけました。

  1. 実績(PoW):マイニングは、2017年のブロックチェーンに対する支出の内40%が費やされていた高エネルギー消費プロセスです。「マイニングなしで二重の支出問題を解決する他の方法があります。 多くの利益を得ることなく、リソースを消費するという点では好ましくありません」とウィック氏は語りました。
  2. パーミッション: 「多くのIBMの顧客は、彼らが取引している相手を知りたいと思っており、匿名性なしにプライバシーと機密性を提供する方法を知りたがっています。 あなたが仕事をしている人のパーミッションと信頼関係の概念は、ブロックチェーンの価値を実際に高めてくれるものと信じています」
  3. ライセンスモデル:「IBMはオープンソースを利用したいと考えていますが、このような新しいテクノロジープラットフォームが必要です」とウィック氏は述べています。 これはブロックチェーンの協力的性質のために非常に重要です。

1年半前、IBMは分散台帳プロジェクトを立ち上げるためにLinuxにアプローチしました。 現在、200人以上の参加者がおり、Linux財団のすべてのプロジェクトの中で最大規模で最も急速に成長しており、他の場所で多くの牽引力を発揮しています。

フードチェーンの供給安全性

Walmartは、食品媒介性疾病の発生時に安全を促進するために農産物を追跡できるようにしようとして、食品サプライチェーンのマップを作成するためにIBMと提携しています。

アウトブレイクが発生すると、アウトブレイクの発生源を追跡するまで数週間かかります。完全に関連付けられたサプライシステムでブロックチェーンを使用した場合、アウトブレイクの発生源を追跡するのにわずか2秒しかかかりませんでした。

これを早く実現するためには、競合他社は協力して物流情報を共有する必要があります。業界全体の協力の必要性にもかかわらず、IBMはブロック・テクノロジーを使用せずに、アウトブレイクの発生源を追跡するのにかかる時間を数週間ではなく数日以内にまで短縮することができました。

デジタルID – あなたはブロックチェーンがあなた自身とどう関連づけられるのか知っていますか?

ウィック氏は、「銀行に行ってデジタルで取引するためのIDをどのようにすれば作成することができるでしょうか」という問題を提起しました。「運転免許証を提示して、生年月日や住所などのあなたが提供したがっていた以上の情報を提供することによって作成できます」

IBMは、カナダの主要な銀行、カナダ政府、およびRogers Communicationsのすべてのネットワークを保有するCanadian SecureKeyと協力して、デジタルIDを検証することができます。

SecureKeyは、あなたにアイデンティティの所有権を与えるトリプルブラインドシステムです。取引を確認するためにあなたの身元にアクセスする必要がある人は、この取引に必要な特定の情報のみを取引時に要求することができます。

たとえば、バーに行くと、バウンサーは年齢を確認しようとしますが、運転免許証を見せると必要以上に多くの情報を提供することになります。このブロックチェーンを使用することにより、必要以上の情報を提供することなく、あなたの年齢が確認されます。

したがって、他の取引でも、取引に必要な情報だけを提供することができます。基本的に、あなたは自分のアイデンティティをコントロールすることができます。

「あなた自身のクレジット情報を管理し、ハッキングに脆弱な第三者のあなたのクレジット情報を知る者を排除できると想像してみてください。 あなたの身元を安全に保つために、はるかに優れたシステムです」

とウィック氏は語りました。

IBMに25年以上勤務する間、マリー・ ウィック氏は、IBMのハードウェア、ソフトウェア、およびサービス部門内でさまざまな技術者的役割と幹部としての役割を果たしました。 2017年1月、IBMはブロックチェーンの総責任者として現在の地位にウィック氏を任命しました。

彼女は、分散台帳プロジェクトへのIBMの参入における責任者です。このプロジェクトとは、開発者とサービス・プロバイダー向けのオープンなブロックチェーン・エコシステム(収益構造)の構築です。

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