Google・Facebook時代における仮想通貨と権力分配

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ビットコインは、中央集権的な通貨発行と決済承認がなくとも価値の交換が可能であることを証明したが、仮想通貨の道のりはまだ長い。

オンラインで価値を自由に交換するというのは、インターネットが登場して以来、おそらく最も重要な成果である。AIやVR、AR、機械学習などの他の多くの技術も、生活の質を向上させるものではあるが、仮想通貨ほど人々の生活に根本的な影響を及ぼすことはない。数年のうちに、誰もが間違いなく何らかの種類の仮想通貨で支払いを行うことになるだろう。

どうして維持手数料がかかる銀行口座を保持したと思うだろうか?企業や政府の話をしているのではない。一般の人々についての話だ。仮想通貨が日常に与える影響は、他のテクノロジーよりもずっと速く起こるだろう。それはあたかも、インターネットになぞらえることができる。

世界中のインターネットのユーザー数(単位は100万人)(https://www.statista.com/statistics/273018/number-of-internet-users-worldwide/)

──この記事は投資の助言ではなく、単なる個人的な意見や感想です。私自身は資産のほとんどが何らかの形の仮想通貨なので、そのようなものだと思って割り引いて受け取って下さい。損失を補填できないほどの投資はしないで下さい──

タブーを恐れずに言うと……

Googleが仮想通貨の広告を禁止した。Facebookはつい最近、仮想通貨関連のあらゆる広告を禁止していた。

そうするには明確な理由があるに違いない。

もし本当に、企業が人々のことを気にしているということなら、なんて素晴らしいことだろうか!でも、それは違う。

この記事の目的はシンプルだ。これらの企業の戦略に対する人々の認識が、いかに間違っていることを示すことにある。

広告ポリシー

ある企業が特定の広告や投稿などをブロックする理由は、たいていの場合競合する可能性が高いことにある。どの企業にとっても市場を独占する最も簡単な方法は、競争相手を振り落とすことにある。上記の2つの例を見てみよう。

Facebook:

「虚偽や詐欺の広告手口を発見しやすくするための対策が講じられるまでの措置として、今回追加したポリシーは意図的に対象を幅広く設定しています。ポリシーは、Facebook、Audience Network、Instagramをはじめ、弊社の全プラットフォームへ段階的に適用されることになります。今後は検出技術の向上に努め、それに合わせて本ポリシーや施行方法も見直していきます。」

Google:

「仮想通貨の将来を予測する水晶球はありませんが、消費者への危害が現に生じており、あるいはその可能性があることを考えると、最新の注意を払う必要が生じています」

両社とも、ほぼ同じ理由を挙げている。つまり、消費者を悪質な投資や詐欺から守るため、ということである。

もっともな理由のように見える?Google AdWordsのユーザーポリシーを見てみよう(https://support.google.com/adwordspolicy/answer/6008942?visit_id=1-636566250825312449-2090968679&rd=1)。金融サービスのセクションを見れば分かるように、消費者金融や金融商品などのようなサービスを宣伝することは許されている。では、どうして仮想通貨を除外するのか?

動機を解明してみる

最も明確な答えは、自社の製品を宣伝するために、より多くの付加価値を持つ競争相手をブロックしている、ということだ。分散型検索エンジンや分散型ソーシャルネットワーク、分散型サプライチェーンなど、分散型○○の構築が流行している。

これは、経済的インセンティブがある、ということを意味する。ユーザーは、これらのプラットフォームを使用したり、これらのプラットフォームでコンテンツを共有したりすることで、トークンの形でお金を得ることができる。常に何かリターンを得ることが出来るのだ。

これこそが分散型元帳技術の本当のパワーである。経済的インセンティブと結びつけることにより、実質的にあらゆる製品や企業を分散化することができる。例えば。

分散型検索エンジンのBitclaveを利用することで、トークンを取得できる。つまり文字通り、検索してそのデータを共有することで、お金が支払われるわけだ。これをGoogleが笑って見逃すだろうか?そんなはずがない。

Steemitは、ユーザーがコンテンツを投稿することで稼ぐことが出来るSNSだ。驚くべきメカニズムにより、投稿することがブロックチェーンを続ける処理となる。

両方のプロジェクトは信じられないほど才能のある人々によって支えられている。たとえばSteemitの創設者であるDan Larimerは、分散型元帳技術のプロトコルとして有望視されているEOSプロジェクトにも関わっている。

人々の生活を改善できる最先端技術を開発している企業の例はほかにもたくさんある。経済的インセンティブによって、資産を完全にデジタル化できるようになっているのだ。

PoWを使用して適切に実装されたブロックチェーンは、GoogleやFacebookのサーバーよりもはるかに安全だ。少なくとも現時点では、このことがBitcoinなどのブロックチェーンによって証明されている。

今どうすべきか?

GoogleとFacebookのユーザーには、2つの選択肢がある。ポリシーを受け入れ今まで通りやっていくか、それとも受け入れることを拒否し、そこから離れるたり、騒ぎ立てたりするか。

人々に変化を強制することはできない以上、単にこれらのプラットフォームから離れるというのは、賢いやり方ではない。私たちがすべきことは、これらのプラットフォームの中央集権性についての自覚を高め、その代替案を広めていくことだ。

要するに、次の二者択一だ。

(a)GoogleやFacebookが永久にデータを所有し、それを自らの利益のために利用し、コンテンツ制作における経済的な不均衡を助長し、競合他社を市場から排斥することを認める(いま起きているように、彼らは代替案の投稿を禁止することが出来るのだから!)

(b)それの代わりに、他のプロジェクトをサポートすることもできる。プラットフォームにコンテンツ(プロフィール、記事、投稿など)を作成するだけでなく、他の人とも共有する。人が多ければ多くなるほどいい!

特定の企業に、あなたのデータを使って利益を得て、何を見ることができ何を見ることができないかを決めさせているのが現状だ。

あなたが仮想通貨の将来を信じているのなら、可能な限り多くの時間を費やして考え、それについて話してほしい。この素晴らしいテクノロジーの仕組みやそれがユーザーにもたらす利益を広めていくことは、私たちの責任だ。

筆者:Pedro Febrero

Cryptocurrencies and the Distribution of Power in the Age of Google and Facebook