人気のメッセージングアプリ「カカオトーク」を有する韓国のインターネット大手カカオは、ブロックチェーン技術を同社のビジネスに統合する意向だと伝えられている。
地元ニュースメディアのベルの報道によると、カカオが完全子会社を立ち上げブロックチェーンアプリの開発に注力することを検討しているとのことだ。
さらに、同社は新規仮想通貨公開(ICO)を計画している可能性もある。それが事実ならば、この動きはマルチステージICOを通じてこれまでに8億5000万ドルを調達したとする別のインスタントメッセンジャー会社のテレグラムに同調するものだ。
IT系ウェブサイトのテッククランチ(TechCrunch)の今日発表のレポートによると、カカオはブロックチェーン部門の創設を目指していることを認めたとされるが、詳細は不明である。
しかし、同社はICOを保有する可能性についてはコメントしていない。特に、韓国政府は昨年9月にブロックチェーンに基づく資金調達活動をはっきりと禁止したことである。
このニュースは、カカオが韓国に本拠を置く暗号通貨交換所であるアップビット(Upbit)立上げへの関与の後に報道された。
2017年9月にコインデスク(CoinDesk)が発表したように、カカオはメッセージングサービスを取引プラットフォームに統合し、アップビットユーザーがプラットフォームを通じてチャットや売買注文ができるようにした。
今年初めには日本のメッセージング大手であるラインも、取引およびローンサービスと同様に暗号通貨取引を提供する新会社を立ち上げる計画を発表した。
Korean Messaging Giant Kakao to Launch Blockchain Subsidiary