日本のIT企業GMOインターネットが立ち上げた仮想通貨マイニング(採掘)施設は、過去3ヶ月間に収益にして300万ドル以上を創出した。
3月5日付けのマイニング事業報告によれば、上場企業である同社は12月、1月、2月にそれぞれ23BTC、93BTC、124BTCを創出した。CoinDeskのビットコイン価格指数によると、これらコインの合計は発表時点でおよそ267万ドルに相当する。
加えて、同社は同期間に合計525ビットコインキャッシュのマイニング事業収益をあげたことを報告している。これは現在の価格にして65万4千ドルに相当する。
全て合わせると、GMOのマイニング事業は開始から数ヶ月の間に330万ドルを超える収益を上げたことになる。
とは言え、GMO提供のデータからはコイン発掘コストを含めたマイニング事業全体の財政状態はわからない。この数の仮想通貨による収入が3ヶ月間の何れかの時点で経費を上回ったかどうかは定かでない。
また、GMOの報告では処理能力の拡大ついても詳しく説明されている。
2月末時点の最新ハッシュレート(採掘速度)は108 PH/s(ペタハッシュ毎秒)だが、GMOは今年中に3,000PH/sを達成する目標を掲げた。Blockchain発行のデータによれば、現在ビットコインネットワークは22,125 PH/sのハッシュレートを誇っている。
過去に報じられたように、同社は昨年9月当初、マイニングユニットの設置計画を発表し、昨年末までに北ヨーロッパにおいて正式に稼働を開始した。
また、マイニング施設が今年後半からさらなる収益源となる見通しであることが過去の発表から伺える。GMOは2月、仮想通貨マイニングのクラウドサービスについて今年8月からの提供を目指していることを明かした。