2,500万ドル:アメリカの連邦保安局は今月中にオークションで2,170BTCを競売
アメリカ連邦保安局(USMS)は2,500万ドル近くの価値があるビットコインを2週間以内にオークションにかけると発表した。
月曜日、保安局はさまざまな刑事、民事、行政事件に関連して押収された2,170BTC –現在のビットコイン為替レートで2,360万ドルに相当する- を処理するために、封入入札を開催するという声明を発表した。
とりわけこのオークションは、闇ネット市場シルクロード(Silk Road)の捜査に加わっており、さまざまな汚職で後に逮捕された元財務相検査局の捜査官、ショーン・ブリッジズ(Shaun Bridges)から押収された資産を含み、その中には彼がシルクロード経営者ロス・ウルブリヒト(Ross Ulbricht)から盗んだ20,000BTCも含まれている。
この競売は3月19日午前8時から午後2時(アメリカ東部標準時。日本時間では3月19日午後10時から20日午前4時)に開催が予定されており、この資産は3つのシリーズに分けられる。Aシリーズは500BTCの2つのブロックを含み、Bシリーズは100BTCの11ブロックを含み、Cシリーズでは約70BTCの1つのブロックを含む。
このオークションに参加するためには、バイヤーは署名された入札者登録を提示し、来週までに200,000ドルの内金をアメリカ連邦保安局に送金しなければならない。
興味深いことにこの声明は、ビットコインのフォーク –この中で最も価値が高いものはビットコインキャッシュ(Bitcoin Cash)とビットコインゴールド(Bitcoin Gold)である- の後にエアドロップ(Airdrop、コインの保有数に応じてコインが無料で配布されること)されたコインは押収されたウォレットから没収されるのか、それとも買い手のほうがエアドロップされた資産を獲得する機会を持つのか、明らかにしていない。
現在、これらのコインと関係してエアドロップされたBCHとBTGは合計で280万ドルの価値がある。
アメリカ連邦保安局はこの数年にわたってさまざまなビットコインのオークションを開催してきており、最も有名なものはシルクロードの捜査に関係してウルブリヒトから押収された資産のオークションである。
今年の初め、保安局は3,813BTCをオークションで売りに出し、そのオークション当時の価値で約5,000万ドルに相当する。
つい先週CCNは、司法省が、政府の身分証明書を偽造し配布した嫌疑がかけられている者たちから、500BTC以上を押収することを許可するよう、判事に要請していたことを報告した。
法廷がこの司法省の要求を承諾した場合、これらの資産は将来のオークションで競売にかけられるであろう。
$25 Million: US Marshals to Auction 2,170 BTC Later This Month