ブロックチェーンエコシステムにおけるユーティリティートークンの基本原則

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トークナイゼーションはインターネット上で価値を効果的に転送するブロックチェーン技術の一つだ。この概念から作られた流動性や換金性は、地理的制約に立ち向かい互換性の壁を破りながら製品とサービスを結びつけるのに役立つ

ユーティリティートークンとは何か?

ブロックチェーンエコシステムで人気が拡大しつつあり非常に本質的なものだということが明らかになりつつあるトークンが「ユーティリティートークン」だ。この種のトークンは主に、トークンが表現するブロックチェーンのアクセスできる要素として存在する。

ユーティリティートークンの興味深い概念の一つが、既存の概念を革命的に変化させ、参加者に権利を与えるエコシステムを新しく作ることによってもたらされる多様性だ。

Never Stop Marketing社のCEO、Jeremy Epstein氏はCCNに対し、ユーティリティートークンはその所有者に何らかの形でネットワークに参加する権利を与えるものだ、と説明する。そのようなトークンは、ネットワークやサービスを利用してネットワークの統制やアップグレートに関して投票する権利をトークン所有者に与えることもできる。

例えば、Uberの分散型トークンは車に乗る権利を与える一方で、ARKトークンは代理プルーフ・オブ・ステーク(delegated proof-of-stake、DPoS)モデルを介してプロトコルの方向性に投票する権利を与える。このようなトークンは保有しているだけで収入が得られるセキュリティ・トークンとは異なるものだ。

シングル・エコシステム・エンティティ

特定のユーティリティートークンの機能は明らかにトークンを発行するブロックチェーンが提供するソリューションで決まる。上で述べたようにUserのトークンは車に乗る権利を与え、ARKトークンはふさわしいものに投票できるようにするが、イベント計画の立案やブロックチェーン管理を行うスタートアップ企業のKickCity社はイベントプラットフォームをブロックチェーンプロトコルと接続できるようにするユーティリティートークンを発行している。

Eventbrite、Ticketmaster、Meetup.comのようなブロックチェーン上の報酬システムを持つ映像イベントプラットフォームは効果的なマーケティングを可能にしている。このようなシステムは参加者に対して自動的にブロックチェーンの報酬を与えるシステムを備え、イベントのチケットをイベント開催地の地元以外でも販売できるようにしている。

SociallのCEO、Jade Mulholland氏によると、ビットコインイーサリアムのような主要な暗号通貨と比較して、ユーティリティートークンは非常に重要な目的を果たしており、エコシステムの内部だけで存在する点で共通している。

Mulholland氏が詳しく説明するところでは、ビットコインは支払い形式や価値を保管する方法を提供する一方で、ユーティリティートークンは単一のプラットフォーム内で利用され商品やサービスを購入するという基本目的を果たすために通常は利用される。

「私たちのプロジェクトではSCLと呼ばれるユーティリティートークンを提供しています。このトークンはプラットフォーム内で(AUDやEURといった)従来の通貨やビットコインやイーサリアムのような他の暗号通貨に代わるネイティブ通貨として利用されることになります。SCLはSociallの外部では利用できません。私たちのプラットフォーム内部だけで存在できます」

と彼は述べている。

機能性と価値

ブロックチェーン技術には多様な能力があることが、人間が活動するほとんどあらゆる領域で応用例が見つかる大きな理由の一つとなっている。トークンの特定の目的がたとえ株式や実用的なものであっても、そのトークンが機能するプラットフォームを確立するという重要な役目を果たしている。そのため一般にトークンはブロックチェーンを支える必要不可欠なものと認識されている。

Bancor社の共同創設者Galia Benartzi氏は最近出されたFINMAの意見新聞の中で、資産、支払い、ユーティリティの各トークンの区別の仕方について説明する一方で、これらの機能が混ざったトークンがあることも認めている。

Benartzi氏によると、ユーティリティートークンは根本的に特定の(分散化が可能な)アプリケーションやサービスにアクセスしたり、コミュニティのネットワーク内部で貢献する権利を与えたりするものだ。ユーティリティートークンはエコシステムの中で恩恵を受けるため、ある条件下で提供したりロックしたりでき、ユーザーの行動に動機を与えるものだ。

Benartzi氏はこのようなトークンを、現在台頭しつつあるオンライン経済に不可欠なもので、データベース、ユーザー基盤、通貨を共有しながら、(営利目的の主体を含む)参加者に動機を与えたり駆り立てたりして、参加者全員に統合ソリューションをもたらすものだ、と表現している。

「オンライン経済は独自のユーティリティートークンを利用するので、経済が成長するということは、ネットワークの成長と共にオンライン経済に関与するビジネスが保有するトークンの価値が上昇し、それによってビジネス規模を拡大でき、引いては利益も増える、ということを意味しています」

Benartzi氏はこのように語っている。

これらのトークンは、主要な機能の他に、価値を転送する能力を本来的に備えている。この能力は需要と供給という経済の基本に根ざしている。それ故、ユーザーを引き付ける人気のあるプラットフォームのトークンは市場での価値が当然ながら上がることになる。これが暗号通貨市場の投機と取引の背後にある基本的なアイディアであり、暗号通貨市場に存在する不安定さでもある。

The Fundamental Principles of Utility Tokens in the Blockchain Ecosystem