Apple社の共同創設者スティーブ・ウォズニアック氏が、自分はビットコイン詐欺の犠牲者だ、と述べた。
「ブロックチェーンは誰がビットコインを持っているかを特定できる… しかし、だからといって詐欺ではなかったということではない。詐欺行為で7枚のビットコインが盗まれたのだ」
伝えられるところでは、今週インドで開かれたグローバル・ビジネス・サミットのEconomic Times紙のブースで彼は観客に話したとのことだ。
「誰かがクレジットカードを利用してオンラインで私からビットコインを買い、その後クレジットカードでの決済をキャンセルしたんだ」彼は続けてこのように語った。「とても簡単なことだった。盗難されたクレジットカードが使われたので取り戻すことは不可能だ」
ウォズニアック氏は、ビットコインは700ドルの時に購入したが、盗まれたビットコインは時価で71,400ドルに相当する、と述べた。
それにも関わらず、ウォズニアック氏は今でも暗号通貨の支持者で、昨年末まで自分のビットコインを管理する会社を運営していた。
「ビットコインは私にとって政府によって操作されない通貨だった。数学的に表現でき、純理論的で、改竄は不可能だ」ウォズニアック氏はこのように述べたとされる。
彼は1月に、暗号通貨は実験として興味があっただけなので自分のビットコイン管理会社を売却することにしたことを明らかにしていた。
「私は以前こんなことを言っていた。『私は値動きを追いかけて数字を気にするような人にはなりたくない』私はそんなことを気にしながら人生を送りたくはないんだ」ウォズニアック氏はこのように説明した。