ニューヨークの仮想通貨規制、緩和に動き

Translate this article into English

2018年5月最新! ▼当サイトで申込みが多い取引所

【1位】「GMOコイン」【10ヶ月連続1位!レバレッジ取引で人気!】

【2位】「bitflyer」【日本最大級取引所・人気No.1】

【3位】「ビットバンク」【セキュリティ対応No.1】

シェアする

「ビットライセンス(BitLicense)[登録業者にしか仮想通貨事業を認めないニューヨーク州の規制]の改正の必要がないと考える人などいるのでしょうか」

この言葉は聴衆から発せられたものではない。数秒間の奇妙な沈黙の後、笑いが起きた。

ニューヨーク州議会の上院議員、Jesse Hamiltonが金曜日の意見交換会で投げかけたこの質問は、論争を読んだ2015年の規制がじきに改められるかもしれないということを示している。

州議会の上院議員であるDavid CarlucciはCoinDeskの取材に対し、規制を改正する法律が「もう間もなく」提案されるだろうと認めた。「だからこそ、法案提出の前に意見を集めるため、このようなヒアリングを行っているのです」

Hamiltonと共に主催したこの2時間に及ぶイベントで出された問題点やその解決法は、レポートとしてまとめられるとCarlucciは終了後に話した。

こうすることによって、ニューヨーク州の住民や州経済のためになる登録制度はどのようなものかを理解したいのです。

このようなヒアリングを行ったからといって改正が実現するとは限らないが、両議院は対話を継続することに意欲を示し、同様のイベントを今後も開くという。「1ヶ月後と1ヶ月半後にも行うつもりです」とHamiltonは話した。

ビットライセンスに対する不満の声は当面続きそうだ。今回の意見交換会でも20人以上の参加者が不平をこぼしていたし、その少し前には小規模だが熱心な抗議デモもあった。

州外移転の危機

「ビットライセンスなんてなくしてしまえ!」

1年間に及ぶキャンペーンを主導してきたTheo Chinoが、金曜日の意見交換会の冒頭で投げかけた言葉だ。このような激しい言葉を使うかどうかはともかく、彼の感情は参加者の多くに共通のものだ。

なお、ビットライセンスはニューヨーク州金融サービス局の前局長であるBenjamin Lawskyが作ったものであるが、広報にメールで問い合わせたところ、同局は今回の意見交換会に呼ばれなかったということだ。

分散型台帳技術に関するベンチャー企業であるKadena社の共同創業者、Will Martinoもビットライセンスに怒りをぶつけた一人だ。ビットライセンスがあるために、最終的には州外への移転も考えなければならないと指摘する。

「私たちはデジタル通貨を実際に送金したり交換したりしているわけではありません。Kadena社は技術を扱うベンチャーです。金融機関ではありません。(お金には)関係がないのです。しかしビットライセンスがあるために、ニューヨークから離れなければならないかもしれません」

実際、資本や法律の知識に乏しい小さな企業にとっては、ビットライセンスが過大な負担となっている。ソフトウェア開発者であるSteve Bは、「大企業にとっては、コーヒーの値段くらいのコストかもしれませんが、中小企業にとっては大きすぎます。規制は現実的ではありません」と話す。

参加者は負担軽減を要求

ニュージャージー州に拠点を置くCross River Bank社の代表取締役、Gilles Gadeは、仮想通貨やイニシャル・コイン・オファリング[ICO、仮想通貨を用いた資金調達]、その他の応用技術を区別するよう求めた。

「ビットコインや仮想通貨、ICO、トークンとブロックチェーンは分けて考える必要があります」と彼は言う。「技術者までもが不当な規制に縛られる必要はありません。これではイノベーションが止まってしまいます」。Gadeは、「ビットライセンスの廃止はできない」と考えている。

業界団体のChamber of Digital Commerceの主任政策顧問であるKevin Battehは、交換業などがビットライセンスのような規制を受けることは理にかなっていると考える。しかし、一つの規制を全てに当てはめるようなやり方は、過剰な負担になるという。「業界全てにあてはめようとしていることに問題があるのです」

ビットコイン財団の執行役員であるLlew Claasenは、規制が「時期尚早だ」と指摘した。「現時点では特定の用途について規制ができれば十分であって、技術そのものを規制すべきではありません」

次の段階

金曜日のイベントを通じて、共通点を探る糸口が見えたといえるだろう。議員や関係者の間で対話が続いていけばなおさらである。

イベントが終わった後のコメントでChinoは、「(州が)規制する前に条件を決める」必要があり、この過程でより積極的な役割を果たしていこうと呼びかけた。

「テネシーやネブラスカ、ニューヨークの州レベルで進行していることです」と彼はCoinDeskの取材に話す。そして次のように結論づけた。

ビットコイナーたちは立ち上がるべきです。

New York Lawmakers Are Open to Revisiting the BitLicense