通信事業会社から成るブロックチェーングループはシステム試用の成功をアピール、そして新しく加わったメンバー
多くの国籍からなるたくさんの通信事業会社が、企業の中でブロックチェーンのテクノロジーを採用する取り組みを進めるために「キャリア・ブロックチェーン・スタディー・グループ(Carrier Blockchain Study Group)」(CBSG)に加わっている。
日本のソフトバンクの今日の発表によると、CBSGはアラブ首長国連邦の電話会社エティサラート(Etisalat)、スペインのテレフォニカ(Telefonica)、フィリピンのPLDTを新しいメンバーとして迎えることとなる。加えて韓国の2つの企業、KTコーポレーションとLGの子会社であるLGユープラス、もまた連携に加わる。
以前、CoinDeskで報告したように、CBSGはインターナショナルなキャリア間ブロックチェーン・プラットフォームとエコシステムを構築していくために、ソフトバンクとアメリカの企業、スプリント(Sprint)を含む、世界的に有力な通信事業会社が中心となって、昨年の9月に発足した。
LGユープラスのヴァイス・プレジデントであるチョウ・ウォンソク(Wonseok Cho)は次のように語った。
「キャリア間のブロックチェーンを構築することで、私たちは透明性、安全性、リアルタイムの取引を手に入れ、さまざまなサービスを提供できます。」
この発表で、このグループはまた、電話料金のチャージ、モバイル・ウォレット・ローミング(モバイルで支払い取引ができるデジタル・ウォレットを、通信事業間の連携により利用すること)や送金をする、キャリア間のブロックチェーン支払いシステムの試用がすでに成功したことを強く宣言している。
さらに、CBSGは2018年、日本人と台湾人の旅行者にモバイル・ウォレット・ローミングを提供し、ブロックチェーン・プラットフォームの実証実験を計画している。新しいメンバーはまた、彼らのビジネスにおいて、CBSGのこのブロックチェーン支払いシステムの使用を期待されている。
Telecoms Blockchain Group Touts Demo Success, New Members – CoinDesk