イランの中央銀行が同国政府管理の仮想通貨を開発中であることを示唆する新たな発言がありました。
情報通信技術大臣であるMJ Azari Jahromi氏が、同銀行の取締役会との会合の後、水曜日にツイッターで発表を行いました。
同大臣によると、会合では「ブロックチェーンに基づくデジタル通貨」が議論され、「同国のエリートの能力を活用した国内初のクラウドベースのデジタル通貨を実施する」ことが決まったということです。
イランのように米国の経済制裁の対象となっているベネズエラが火曜、独自の仮想通貨であるペトロを発行したことを考えると、この発表は注目に値するものです。
このイランのプロジェクトが実現するにしても、どのように運営されるかはまだ不明なままです。イラン中央銀行の肝いりで実施された場合、これは国が保証するデジタル通貨を作り出そうとするこの種の機関による最新のプロジェクトになります。シンガポール、中国、イギリスなどを含むいくつもの中央銀行もこの分野を調査しています。
この提案されている仮想通貨が、進展中だと伝えられている規制の対象になるかは未解決のままです。
昨年11月のコメントで、イランのサイバースペース当局の書記官であるAbolhassan Firouzabadi氏は、規制されるならばビットコインを「歓迎」すると発言したと伝えられています。イランの報道機関は中央銀行はビットコインを通貨として認識していないと報じています。
これらの報道はまた、政制裁を回避するためにビットコインを利用しているとの主張を政府は否定しているとし、仮想通貨に関連するリスクについての以前の警告を繰り返しました。
「ネットワークマーケティングとねずみ講により競争の激しい事業活動が伴うデジタル通貨の荒々しい価格変動は、これらの通貨市場を非常に信頼性が低くリスクの高いものにしています」と同銀行が発言したと伝えられています。
The Next Petro? Iranian Minister Reveals Cryptocurrency Plans