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仮想通貨元年と呼ばれた2017年、最も高騰した仮想通貨はリップル(XRP)でした。
年初、0.0065ドルだったリップル(XRP)2.25ドルまで伸び、一年間でなんと346倍の高騰を記録したのです。
2018年も昨年のリップル(XRP)に続いて、何百倍、何千倍になる通貨が登場してくるかもしれません。そこで今回は、今後高騰の可能性がある仮想通貨、徹底比較ランキング!と称しまして、2018年、今後高騰の可能性がある大注目の仮想通貨を比較していこうと思います。
アルトコイン時価総額ランキングとおすすめポイント!
以下の表は、アルトコイン時価総額ランキング1位~30位までをまとめたものです。それぞれの通貨には、異なった特徴があります。
例えば、2017年に346倍の高騰をみせたリップル(XRP)は、「銀行などの企業間における即決性の高い送金システム」を目指している金融プラットフォームのことであり、リップル(XRP)はこのリップルネットワーク内で使われるブリッジ通貨のことを指します。
リップルが高騰した理由として、数多くの大手企業との連携を発表したことが挙げられるでしょう。実際に銀行などの企業間における送金実験を行うことで、リップル(XRP)は、企業間における即決性の高い送金システムの構築という目標に近づいたと言えるのです。
通貨 | ロゴ | コメント | 国内取引所 | 海外取引所 |
ビットコイン(BTC) | ![]() |
最も有名な仮想通貨であり、最初の仮想通貨 | ● | ● |
イーサリアム(ETH) | ![]() |
分散アプリケーションのためのプラットフォーム | ● | ● |
リップル(XRP) | ![]() |
銀行などの企業間における即決性の高い送金システムを目指す金融プラットフォーム | ● | ● |
ビットコインキャッシュ(BCH) | ![]() |
ビットコインの持つデメリットを解消するための通貨 | ● | ● |
ライトコイン(LTC) | ![]() |
ビットコインよりも取引スピードが早く実用性にも優れている通貨 | ● | ● |
カルダノ(ADA) | ![]() |
個人や組織、政府が金融アプリケーションを運営することができるプラットフォーム | ● | |
ネオ(NEO) | ![]() |
中国版イーサリアムと呼ばれ、中国で初めてオープンソースのブロックチェーンを使った通貨 | ● | |
ステラルーメン(XLM) | ![]() |
個人間における即決性の高い送金システムを目指す金融プラットフォーム | ● | |
イオス(EOS) | ![]() |
ソフトウェアを開発するためにICOをした通貨、EOSには利用用途がなく、購入したEOSは48時間が経つと移転不可能になる | ● | |
ダッシュ(DASH) | ![]() |
匿名性の高さと取引スピードの速さに特化した通貨 | ● | ● |
アイオタ(IOT) | ![]() |
IoTと呼ばれる、物をインターネットで繋ぐ技術に特化したプラットフォーム | ● | |
モネロ(XMR) | ![]() |
ダッシュ同様、匿名性に特化した暗通貨 | ● | ● |
ネム(NEM) | ![]() |
マイニングがない代わりに、ハーベスティングによる報酬、NEMのアルゴリズムにはPoI(Proof of Importance)が使われている | ● | ● |
イーサリアム クラシック(ETC) | ![]() |
イーサリアムから派生した仮想通貨、イーサリアム同様にスマートコントラクトという技術を持つ | ● | ● |
トロン(TRX) | ![]() |
エンターテイメントに特化した分散型プラットフォームであり、世界中の個人クリエイターを支援するプラットフォーム構築を目指している | ● | |
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ブロックチェーン技術をつかって、本物か偽物か判定を行うプラットフォーム | ● | ||
テザー(USDT) | ![]() |
ドルやユーロ、円などの法定通貨を仮想通貨に変換し、価値を法定通貨の価格に固定 | ● | |
リスク(LISK) | ![]() |
分散型アプリケーションプラットフォーム | ● | ● |
ビットコインゴールド(BTG) | ![]() |
ビットコインからハードフォークを経て、分裂した仮想通 | ● | |
クアンタム(QTUM) | ![]() |
ビットコインとイーサリアムの技術を融合した通貨 | ● | |
オミセゴー(OMG) | ![]() |
金融機関を利用せずに決済サービスを利用するための通貨 | ● | |
アイコン(ICX) | ![]() |
銀行、大学、病院など様々なコミュニティをつなぐ韓国発の分散型ネットワーク | ● | |
ジーキャッシュ(ZEC) | ![]() |
匿名性の高さに注目、ゼロ知識証明という技術を利用することで匿名性の高さを実現した通貨 | ● | ● |
ナノ(NANO) | ![]() |
手数料無料でスピーディに利用でき、スケーラビティ問題を解決することを目指す通貨 | ● | |
バイナンスコイン(BNB) | ![]() |
バイナンスが発行する通貨で、バイナンス内での基軸通貨的立ち位置を担う | ● | |
バイトコイン(BCN) | ![]() |
誰でもネットワーク開発に参加することができるオープンソースコードを備えた分散型通貨 | ● | |
スティーム(STEEM) | ![]() |
ブロックチェーン技術を利用したSNSのプラットフォーム | ● | |
ヴァージ(XVG) | ![]() |
ダッシュ、モネロ、ジーキャッシュ同様に、匿名性に特化した暗通貨 | ● | |
ポピュラス(PPT) | ![]() |
ブロックチェーン技術による貿易のための金融プラットフォーム | ● | |
ドージコイン(DOGE) | ![]() |
ライトコインの技術がベースになっている通貨 | ● |
高騰の可能性があるアルトコイン厳選コインピックアップ!
イーサリアム(ETH)
イーサリアム(ETH)の高騰が見込まれる理由として、独自の仮想通貨を発行することによって資金調達を行うICOが増加していることが挙げられるでしょう。中国などではICOの規制などの動きもありますが、2018年はICOがより高まっていくと思われます。
そこで重要なことが一つあります。それは、イーサリアム(ETH)のスマートコントラクトがICOのほとんどすべてに利用されているということです。
イーサリアム(ETH)の最大の特徴・仕組みといえるスマートコントラクトについては以下の記事で紹介していますので併せてご覧ください。
仮想通貨(コイン)の Ethereum(イーサリアム/ETH)とは?
ICOの資金調達手段としてイーサリアム(ETH)が使われることにより、ICOが増えれば増えるほど、イーサリアム(ETH)が買われて価値が高まっていくと言えるのです。
また、イーサリアム(ETH)はプラットフォームとされていて、ブロックチェーン上でプログラミングを実行することができるので、イーサリアム(ETH)上で動作するアプリケーションを作ることが可能です。
2017年12月初めにCryptoKitties(猫を飼育するゲーム)というアプリケーションの取引量が最も多くなり、イーサリアム(ETH)全体の取引量の約10%を占めるほどになりました。
CryptoKittiesはデジタルの猫を育成して売買できるゲームで、実際にイーサリアム(ETH)の通貨を使用して売買します。これらは高いもので10万$(約1133万円)以上の値段で取引されるなど、かなりの盛り上がりを見せていて、イーサリアム(ETH)のネットワークはかなり混雑しています。
この盛り上がりの要因としてスマートコントラクトを用いていることにより、アプリケーションに対しての不正が起こらないのでとてもリアルに育成できることがあります。
CryptoKittiesのようにスマートコントラクトを利用したアプリケーションが今後も増えていくと思われ、大きな企業によって、スマートコントラクトを利用したアプリケーションやゲームの開発を進むことで、今までとは違った新たなアプリやゲームが誕生する可能性があると言えるでしょう。
2017年には、約90倍の価格上昇をみせたイーサリアム(ETH)ですが、スマートコントラクトを利用したICOやアプリケーションやゲームの開発が進んでいくことで2018年も安定した価格上昇が見込めると言えるでしょう。
※速報!2018年1月24日、アメリカ格付け機関「Weiss」による仮想通貨レーティング(格付け)が発表され、イーサリアムは「B」を獲得。なお、その他の同ランクは「イオス(EOS)」など。
ネオ(NEO)
ネオ(NEO)の特徴として、中国で初めてオープンソースのブロックチェーンを使った仮想通貨であることが挙げられます。Chinese Ethereum(チャイニーズ・イーサリアム)とも呼ばれ世界から注目を集めている仮想通貨の一つです。
ネオ(NEO)は分散型のネットワークです。デジタルIDとブロックチェーンの技術を使用して資産をデジタル化し、スマートコントラクトを使うことでデジタル資産を自ら管理することを目指しているのです。
ネオ(NEO)のプラットフォームには様々なアプリケーションの実装が可能となっています。他のアルトコインの機能のほとんどが実装可能であると言われていて例えば、Auger(オーガー)の予測市場の機能なども実装することができるということです。
そして2017年10月にはネオ(NEO)のプラットフォーム上でRed Pulseという新たな仮想通貨のICOが行われました。
ネオ(NEO)には「NEO」と「NEO Gas」という二つのネイティブトークンがあります。NEO Gasとはネオ(NEO)のネットワーク上で使用する燃料トークンのことで1億GASの最大供給量となっています。
NEOGasはネオネットワークの使用料の支払いや報酬の支払いなどに使われます。
ネオ(NEO)の最大発行数は1億NEOですが、すでに全て発行されていてGASは日々増加していきます。またGASは売買をすることもでき取引所で行われています。
またイーサリアム(ETH)同様に、今後ネオ(NEO)のプラットフォームを利用したICOが数多く予定されています。
ネオ(NEO)はChinese Ethereum(チャイニーズ・イーサリアム)とも呼ばれ、世界から注目を集めている仮想通貨ですが、実際に、ネオ(NEO)の時価総額と、イーサリアム(ETH)の時価総額を比較すると、かなりの差があることが分かると思います。
今後、ネオ(NEO)は、通貨の持つ特徴だけでなく、時価総額といった面でもイーサリアムに近づいて行くと思われます。
そのため、イーサリアム(ETH)同様に、2018年も安定した価格上昇が見込めると言えるのではないでしょうか。
※速報!2018年1月24日、アメリカ格付け機関「Weiss」による仮想通貨レーティング(格付け)が発表され、NEOは「B-」を獲得。なお、その他の同ランクは「カルダノエイダ(ADA)」、「スチーム(STEEM)」など。
ステラルーメン(XLM)
ステラルーメン(XLM)は、Stellar.org(ステラ)が発行する仮想通貨です。
Stellar.orgは非営利団体であり、貧困と戦い、個人の可能性を最大限に引き出すことができる低コストでハイスピードの金融サービス・ネットワークの構築を目的としています。 この為、取引手数料は非常に低く設定されており、初回発行量の5%の留保や一般およびBlackRock、Google.org、FastForwardなどの支援企業からの寄付で運用コストをカバーしています。
また設立時には、スタートアップ企業であるStripe(ストライプ)から資金提供を受けました。 2014年にステラ・ネットワークが設立され、当初の通貨単位Stellar(ステラ/STR)で1000億STRが発行されました。 2015年には、ネットワークのアップグレードに伴い、通貨単位がLumen(ルーメン/XLM)に改められました。
2017年10月、Stellar.orgは、大手企業IBMおよび為替取引プラットフォームのKlickExと、ブロックチェーンベースの国境なき決済ソリューション開発の為の提携を発表しました。このソリューションの中核となるのは、2014年以来、ステラが構築してきた技術であり、未来の決済システムの開発という開始当初からの目標に大きく前進したと言えます。
ステラルーメン(XLM)の特徴として、個人間における即決性の高い送金システムを目指す金融プラットフォームであることが挙げられます。
ステラルーメン(XLM)は、リップル(XRP)を基礎として開発されています。リップル(XRP)は大手企業との連携を強化しています。実際に、リップル(XRP)は大手企業との連携を発表したことで、2017年に346倍の高騰をみせたと言えます。その一方で、ステラルーメン(XLM)は個人間における即決性の高い送金システムの構築を目的に作られています。
昨年はIBMおよび為替取引プラットフォームのKlickExと、ブロックチェーンベースの国境なき決済ソリューション開発の為の提携を発表したことで、大きな値上がりを見せたステラルーメン(XLM)ですが、今年も、個人間における即決性の高い送金システムの構築という目標にいかに近づけていけるかが高騰するか否かのカギになると思われます。
バイナンスコイン(BNB)
バイナンスコイン(BNB)は、取引高世界一の仮想通貨取引所「Binance(バイナンス)」が発行する仮想通貨です。バイナンスコイン(BNB)はBinance内での基軸通貨的立ち位置を担う通貨です。
手数料をバイナンスコイン(BNB)で支払うと手数料が50%安くなることや、Binance LaunchpadというICOプラットフォームでも利用可能です。
そのため、Binanceユーザーであれば必ず、持っていた方が有利な通貨と言えるでしょう。
2017年12月17日に「取引量世界1位」を記録したと発表がありましたが、発表を出したタイミングでバイナンスコイン(BNB)の価格もしっかり高騰しています。
バイナンスコイン(BNB)は、取引所の成長と相関性があると言えるため、今年も昨年と同様に、Binanceが急成長し続けていくことにより、高騰が見込まれると言えるでしょう。
Binance Coin(バイナンスコイン)とは?買い方・価格・取引所・時価総額・チャート・将来性・高騰/暴落
カルダノ(ADA)
カルダノ(ADA)は、日本で名前を聞くことはあまりありませんが、2018年2月24日現在、日本で知名度の高いDASHやXEM(ネム)、Liskなどを抑え、時価総額6位につけています。
正式な仮想通貨はADA(エイダ)と呼ばれるものであり、これはプラットフォームであるカルダノ(ADA)上で、デジタル資産を送付したり、受け取ったりするために使われます。暗号化を行うことで安全性を保証し、早くかつ直接送付できるように作られています。
一方で、カルダノ(ADA)はテクノロジーのプラットフォームであり、個人や組織、政府が毎日、世界中の至るところで使用している金融アプリケーションを運営することができるプラットフォームです。このプラットフォームは、階層構造を持たせていることで、ソフトフォークでのメンテナンスやアップグレードを可能にしており、高い柔軟性を持っています。
カルダノ(ADA)が問題視し、新たなブロックチェーンアルゴリズムを開発したように、ビットコイン(BTC)のスケーラビリティ問題は、活発に議論されるよになってきました。そして、それ以後の仮想通貨は、どれも共通してこのスケーラビリティの問題を解決するような改良を施していることが多い印象を受けます。
最近では、IOTAやByteballに代表される第三世代仮想通貨が、DAGというブロックチェーンとは異なる新たなアルゴリズムも導入し始めています。カルダノ(ADA)が生み出したOuroborosもまた新たなアプローチであり、今後も注目するに値する通貨だと思います。
(*Ouroborosとは、ブロックチェーン技術であるProof of Stakeを改良したアルゴリズムで、各ノードがネットワークについてどのようにコンセンサスを得るかを決定するものです。このアルゴリズムは、ADAを支えるテクノロジーの中でも重要なものの一つで、ビットコイン(BTC)で使用されるアルゴリズムPoWが抱える、広範な利用を阻害するスケーラビリティ問題を解決するものです。)
2017年9月にカルダノ(ADA)のメインネットがローンチされています。今後、Ouroborosのネットワークへの委任や複数署名化などの分散化の取り組みを2018年第2Qまでに完成することを目指しています。
こうした点から、カルダノ(ADA)についても、他の通貨と共に価格上昇が大いに見込まれると言えるでしょう。
※速報!2018年1月24日、アメリカ格付け機関「Weiss」による仮想通貨レーティング(格付け)が発表され、カルダノエイダは「B-」を獲得。なお、その他の同ランクは「ネオ(NEO)」、「スチーム(STEEM)」など。
アルトコインの購入方法
上記の表では、アルトコイン時価総額ランキングと称して、時価総額トップ30に入るアルトコインを見ていきました。しかしながら、時価総額トップ30のうち、国内取引所が取り扱っているアルトコインは半数以下の11個しかありません。
国内取引所で取り扱っていない通貨を購入したい場合はどのようにすればいいのでしょうか。国内取引所では日本円と仮想通貨を交換しています。しかし、海外取引所では日本円の取り扱いはありません。
それではどう取引を行うかと言うと、ビットコイン(BTC)などの基軸通貨と仮想通貨で取引をすることになります。つまり、
- 日本円⇒BTC⇒BTCを海外取引所に送金⇒BTCと他のアルトコインをトレード
という流れになります。
難しく考えることはありません。日本円で入金するか、一度ビットコイン(BTC)にして入金するか、の違いです。
そのため、海外取引所への入金方法としては、日本円を直接入金するのではなく、一度国内取引所でビットコイン(BTC)などの基軸通貨を購入して海外取引所へ送るのです。
海外取引所への入金方法としては、こちらの記事で詳しく説明していますので、併せてご覧ください。
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まとめ
いかがでしたでしょうか。仮想通貨は非常に動きの激しい市場ですので、結果的にどうなるかはわかりません。しかし、それでも「価格が安いから買う」と飛びつくのではなく、自分なりの購入の判断理由を持って購入するようにしましょう!