JPMorganのCEOであるJamie Dimon氏といったビットコインへの懐疑論者たちは、しばしばビットコインに「価値は無い」と主張していますが、日本のとある取引所で彼ら懐疑論者たちの主張が18分間現実になりました。
火曜、大阪に本社があるテックビューロ社が運営する仮想通貨取引所のZaifが、技術的な問題により、何人かのトレーダーがビットコインを0円で購入したと発表しました。ビットコインの市場価値は120万円程度なのでこれはかなりの割引です。
Zaifによると、この不具合は2月16日に18分間発生し、7人の顧客がビットコインを0円で購入できたということです。同社はその後、顧客の残高を修正していますが、取引後に取引所からコインを引き出そうとしたらしいトレーダーの1人との問題は解決中とのことです。
この不具合によりシステムが一時的に不適切な取引データを報告しましたが、同プラットフォームを利用していたその他のユーザーには影響がなかったということです。
要約すると、同社は発表で「ご不便をおかけし申し訳ございません」「再発を防ぐために努力し、サービスの改善に取り組んでいく所存です」と述べました。
CoinMarketCapのデータによると、Zaifは過去24時間で1730万ドルの取引高があり、これは取引手数料を課している取引所の中で51番目の取引高です。しかし同サイトは異常な動きは除外するとしているので、同取引所のビットコイン取引高は含まれていません。
Reuterによると、Zaifは現在、日本の金融庁(FSA)に登録されている16社の仮想通貨取引所の1つであるとのことです。その他の16社の取引所(特に最近ハッキングされたCoincheckが有名)は、登録申請が保留されている間、引き続き運営を許可されています。
金融庁は、1月末に発生し、5億3000万ドルのNEMトークン(XEM)が盗難され過去最大の仮想通貨取引所盗難事件になったCoincheckハッキングの後、これらの取引所の集中検査を実施しました。
CCNの報道によると、この16社の登録済み取引所は現在、金融庁登録の自己規制団体の設立計画を立案中だということです。
Japanese Crypto Exchange Accidentally Gives Bitcoins Away for Free